海上釣り堀では、半遊動のウキ釣り仕掛けを使用するのが一般的ですが、ウキを使わない脈釣り(ミャク釣り)と呼ばれるスタイルもおすすめです。
ウキ釣りに反応しないような個体を狙えるので、釣れない時の引き出しとして覚えておくと、さらに釣りの幅が拡がりますよ!
本記事では、海上釣堀の脈釣りに必要なアイテムや簡単な釣り方などを解説します。
脈釣りで海上釣堀を攻略したい方は、ぜひ参考にしてください。
この記事を書いた人

当ブログにお越し頂きありがとうございます!
tsukiと申します。
筆者の経歴や実績は以下です↓
・関西の釣具店スタッフ(正社員)
→退職後、別の釣具店でアルバイト
・某釣りメディアで400記事以上の記事作成
・某大手釣具メーカー100周年記念サイトの一部コンテンツ作成
・人気釣りYoutuberプロデュースブランドのインスタ運用代行 など
こんな感じで、釣りに関わるコンテンツ作成をメインにフリーランスのWEBライター兼ブロガーとしていろいろしてます。
釣具屋から転職した後も、釣りと釣具が好きで、近所の釣具店でバイトしちゃってますね。笑
釣りはタナゴからマグロまで、ほぼオールジャンル。
SNSもちまちまと更新してます...↓
海上釣堀の脈釣りって?

そもそも海上釣堀の脈釣りってどんな釣り?というところから説明していきましょう!
簡単にいえば、ウキを使わずに釣る。それだけです!笑
人によってウキを使わない釣り方は、脈釣り以外に際釣りやヘチ釣り、探り釣り、ズボ釣り、ぶっこみ釣りと人によって呼び方やその定義は曖昧。
基本的に全て脈釣りではありますが、ズボ釣りやぶっこみ釣りは置き竿にして一定の層でアタリを待つ釣り方を指すことが多いです。
探り釣りに関しては、ほぼ脈釣りと考えて頂いて問題ないでしょう!(ホントに定義は曖昧なんですけどね...。)

世の中にはウキ脈釣りなんてワケのわからないことを言っている人も…。
(それってタダの全遊動仕掛けじゃないの?汗)
とりあえずややこしいので、今回はウキ使わんのは全部脈釣りってことで!
脈釣りのメリット

ウキを使わない脈釣りでは、ウキ釣りとは異なるアプローチができるので、脈釣りならではのメリットもあります!
強みを知っておけば、適切な場面で使えるので、確認しておきましょう。
繊細なアタリがとれる

脈釣りは、竿の穂先部分でアタリをとるため、わずかなアタリでも違和感を感じてアワセられます。
ウキ釣りのようにウキやクッションゴムなど余分なアイテムを使用しない分、アタリがダイレクトです。
慣れるとラインの変化などでもアタリがとれるようになるので、喰い上げや居食いなど、ウキ釣り仕掛けでは感じれないようなアタリも取れますよ!
探れるタナが広い

ウキ釣りのようにタナ固定ではないので、水面から底まで自由に探れます。
釣れるタナが頻繁に変わる状況では、かなり有利。
表層などの見えている魚を狙う見釣り(サイトフィッシング)もやりやすいです。
低活性な個体に有効

脈釣りでは、上からゆっくり落ちてくるエサを自然に演出できます。
ウキ釣りと比べてナチュラルな状態は、スレた個体に有効。
一定の層にエサが漂っているウキ釣りの仕掛けよりも見切られにくいです。
ウキや重量のあるオモリなど余計な小物が付いていないため、魚の喰い込みに優れ、吸い込みが弱い低活性な個体を狙う場合にも有効。
脈釣りのデメリット

もちろん脈釣りには弱点もあります。
以下の点に注意してくださいね〜。
慣れが必要

穂先でアタリをとるタイミングは、ぶっちゃけ慣れないと難しいです!
掛け損ねないよう、常に穂先に集中しなければなりません。
手返しが悪い

ボトム付近や釣れるタナが決まっている場合は、手返しが悪くなります。
特に軽いオモリを使用する場合は、沈むまで時間がかかるため、効率の悪い釣りを展開してしまう点に注意。
釣れるタナが把握できている場合は、重めのオモリなどで速く落とし込み、釣れるタナの少し前からブレーキをかけて誘い下げましょう。
根掛かりに注意

脈釣りは、根掛かりしやすい釣りです。
仕掛けを沈め過ぎるとイケスの底に掛かるため、注意してください。
タナ取りオモリとラインのマーキングなどで、必ずイケスの水深を把握しておきましょう。
海上釣堀の脈釣りタックル

脈釣りに必要な道具を解説します。
タックルは、ウキ釣りより小物も少なくシンプルです。
ロッド
脈釣りには専用ロッドがアタリも判りやすく、操作もしやすいので、絶対におすすめです!
柔軟で繊細なソリッド穂先が採用されているものが多く、短めで操作性も高い設計になっています。
専用ロッドでなくてもできますが、ウキ釣り用と2タックル用意しておいて、使い分けるのがおすすめです。

ダイワのシーパラダイスさぐり釣りモデルは、人気の入門機種です。
リーズナブルな入門機種といえど、感度の高いグラスソリッド穂先が搭載されており、バットパワーも優れています!
脈釣りに適したロッドの選び方やおすすめロッドに関しては、以下もぜひ参考にしてください↓
リール
リールは、フォール中のアタリがとりやすいベイトリールがおすすめです。
クラッチを切ってフォール、サミングしながら仕掛けを落としこめます。
細かいタナを把握でき、ヒット時の再現性を高められるカウンター付きリールが特におすすめです。

シマノのバルケッタBBがリーズナブルでおすすめ!
メーカー品の電池交換できるカウンター付リールの中では、一番安いかな?
リールの選び方やおすすめリールも細かく紹介してます↓
ライン
フロロカーボンの2〜3号程度がおすすめです。
リーダー不要、ハリを結ぶだけで仕掛けができるため、すぐに準備できます。
フロロカーボン以外ならPEラインの1〜2号程度にフロロカーボンのリーダー3〜4号を1ヒロ(約1.5m)結束しておきましょう。

グランドマックスFXは、筆者もさまざまな釣りのハリスやリーダーに使用しています。
結束強度、マジで強いです!
仕掛け・おすすめアイテム

基本の仕掛けは、ハリスとハリ、エサだけで釣りができます。
エサ取りが多い場合や底を狙う場合は、中通しオモリやガン玉を打って仕掛けが落ちるスピードを調整しましょう。
以下おすすめアイテムを集めましたので、ぜひ参考にしてください!
【ささめ針】海上釣堀 脈釣り用
脈釣り用の仕掛けです。
掛かりよく、シラサエビなどの活きエサに使いやすい中軸のソイメバルを採用。
50cmと短めな全長設定で、絡みにくく使いやすいです。
【ささめ針】カン付き海上釣堀 ケイムラ RK-11
カン付きタイプのフックは、結束に便利。
素早く結べるため、時合いも逃しません。
【フジワラ】ゴムコートガン玉
ゴムコートでハリスへのダメージを軽減します。
ズレにくい点も便利です。
脈釣り(ズボ釣り)の釣り方

脈釣り(ズボ釣り)の釣り方を解説します。
基本のポイントをおさえておきましょう。
タナとり
釣りを始める前は、タナとりオモリでイケスの水深を把握しておきましょう。
イケスのネットにハリが掛かるトラブルを防止できます。
誘い

基本は、仕掛けをゆっくり落とし込むだけです。
底ギリギリまで沈めてアタリがなければ上から探り直しましょう。
釣れているタナがあれば、しばらく同じタナで待っているのも有効です。
ズボ釣り、ぶっこみ釣りは竿受けなどに竿を置いてそのままアタるまで待ちます。
アタリ・アワセ

アタリは、仕掛けを落とし込んでいる最中に発生することが多いです。
落とし込んでいる最中にラインの動きが止まるアタリ、穂先に伝わるアタリなど違和感を感じたらアワセましょう。
穂先のアタリはさまざまなアタリ方があるため、判断が難しいですが、慣れないうちはあまり速合わせせずに竿が引き込まれるまで待ってからアワセましょう。
やりとり

ミャク釣り用ロッドは短くタメが効かないのと、使用するベイトリールもスピニングと比較するとドラグ性能が劣るため、慎重なやりとりを心掛けましょう。
できるだけドラグは締めすぎないようにして、急な突っ込みによるラインブレイクに対応できるようにしておいてください。
ウキ釣りで釣れないなら、脈釣りの出番!

繊細な仕掛けの脈釣りは、ウキ釣りより魚に与える違和感が少ないため、魚がよく反応する場合があります。
もちろんウキ釣りがよく釣れる場合もありますので、状況に応じて使い分けましょう。
ウキ釣りで狙う海上釣堀の釣り方などについては別記事でまとめていますので、ぜひ以下記事も参考にしてください↓

日本ブログ村ランキングに参加しています。
これからもより質の高い記事を更新していきますので、応援宜しくデス!