船からケンサキイカなどを狙うイカメタルは、手軽さとゲーム性の高さから近年人気が高まっています。
たくさんイカを釣るには、適切なリール選びが重要です。
本記事では元釣具屋の筆者がイカメタルのリールの選び方とおすすめの機種を厳選して紹介します。
ぜひ、リール選びの参考にしてください!
イカメタルリールの選び方

イカメタルはスピニングリールでもベイトリールでも楽しめます。
それぞれのメリットを把握した上で必要なものを選びましょう。
スピニングリールのメリット

イカメタルリールでスピニングを使用するメリットは
- フォールが速い
- 遠投性能が高い
- レバーブレーキの採用
などが挙げられます。
仕掛けを沈めるのが速い
スピニングリールは構造上ベールを開けて糸をどんどん送れるので、抵抗が少なく仕掛けを沈めるのが速くなります。
軽い鉛スッテを使用する時に特に便利です。
遠投性能が高い
ベイトリールと比較するとキャスティングしやすく、遠投性能も高いです。
中オモリ(オモリグ)の釣りや遠投して探りたい時には、スピニングリールが適しています。
レバーブレーキリール

レバーブレーキリールであればローターの逆転を使ってラインをコントロールできるので、テンションフォールや誘い下げなどさまざまなアクションができます。
レバーブレーキリールは高額なモデルも多いですが、イカメタルを面白くしてくれるので超おすすめです。
ベイトリールのメリット

イカメタルでベイトリールを採用するメリットは
- 巻き上げ力が高い
- 糸の出し入れがスムーズ
- カウンター付きリールの採用
などが挙げられます。
巻き上げ力が高い
ベイトリールはハンドルの回転方向とスプールの回転方向が同じでパワーロスが少なく、巻き取り力が高い特徴があります。
重たいスッテを使う場合、深場での巻き取りなどに便利です。
糸の出し入れがスムーズ
クラッチを切るだけでラインを放出でき、ハンドルを巻くとクラッチが上がるので、スピニングリールよりテンポよくラインコントロールできます。
細かいタナの操作におすすめです。
カウンター付きリール

イカメタルには必須と言えるのがカウンター付きリール。
釣れたタナの再現が簡単にできるため、連続ヒットに持ち込みやすく、釣り慣れていない初心者の方には特におすすめです。
サイズ(番手・糸巻き量):スピニングリール

スピニングリールのサイズは2500〜3000番サイズのものを選びましょう。
0.6〜0.8号のPEラインが200m以上巻き取れて、ケンサキイカとのやりとりにも十分な巻き上げ力があるサイズです。
大きなリールは重くて操作性が悪いため、おすすめではありません。
サイズ(番手・糸巻き量):ベイトリール

ベイトリールのサイズはシマノでは100〜200番程度、ダイワでは100〜150番程度を選びましょう。
スピニングと同じく小型で軽量なものがおすすめです。
ハンドルは長めのものが巻きとりやすいです。
ギア比

ギア比はハイギアモデル(H・XH・HG・XGなど)がおすすめです。
1回転あたりの巻き取り量が多い高めのギア比は、いろんな層を探っていくイカメタルで有利です。
巻き取りが重いデメリットはありますが、普通に使ってる分には気になるレベルではありません。
おすすめのスピニングリール3選

スピニングリールでおすすめのモデルを3機種厳選しました。
筆者が釣具店に勤務していた時は、リールの仕入れも担当していましたので、その辺のランキング記事よりは信用してもらって大丈夫です。笑
【ダイワ】レガリス LT3000S-CH-DH
リーズナブルな価格帯の入門モデルです。
低価格ながらかなり軽量なリールで操作性は抜群です。
1万円以下のイカメタルスピニングリールを探しているならこれ1択です。
自重 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 巻き取り長さ | 糸巻き量 | 参考価格 |
230g | 5.3 | 10kg | 80cm | PE0.8号-200m | 8,800円前後 |
【シマノ】アルテグラ C3000HG
コストパフォーマンスに優れるスピニングリールです。
マイクロモジュールギアとサイレントドライブ採用で、上級機種並みの快適な巻き心地を実現。
Xプロテクトなどの防水機構も搭載されていますので、耐久性も高いリールです。
自重 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 巻き取り長さ | 糸巻き量 | 参考価格 |
230g | 5.3 | 10kg | 80cm | PE0.8号-200m | 8,800円前後 |
【ダイワ】ルビアス LT2500S-DH
軽量で耐久性に優れるスピニングリールです。
モノコックボディが採用されたことで、大型のギアが搭載でき、ワンランク上の巻き上げ力を発揮します。
ダイワ独自の防水機構「マグシールド」も採用され、回転性能も長期間持続するリールです。
自重 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 巻き取り長さ | 糸巻き量 | 参考価格 |
185g | 5.2 | 5kg | 73cm | PE0.6号-200m | 8,800円前後 |
おすすめのベイトリール3選

ベイトリールでおすすめの3機種を厳選しました。
カウンター付きリールがメインです。
【ダイワ】スパルタン IC 150H/150HL
スーパーメタルフレーム採用で剛性の高いカウンターリールです。
ATD(オートマチックドラグシステム)搭載で、ドラグ性能もよく、イカの身切れなどを軽減します。
リーズナブルで性能も十分ですので、イカメタル入門にはこの1台が最適です。
自重 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 巻き取り長さ | 糸巻き量 | 参考価格 |
220g | 6.3 | 5kg | 70cm | PE2号-200m | 15,000円前後 |
【シマノ】バルケッタ FC 150DHXG/151DHXG
軽量で操作性に優れるカウンターリールです。
ドラグサウンドシステム搭載で、やりとり時のドラグの強弱が判断しやすくなっています。
フォールカスタム搭載でフォールスピードを調整しながら誘えます。
自重 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 巻き取り長さ | 糸巻き量 | 参考価格 |
225g | 8.1 | 5kg | 81cm | PE0.8号-400m | 24,000円前後 |
【ダイワ】ティエラ 100XH/100XHL
超軽量で操作性と感度に優れるカウンターリールです。
自重はカウンターリール最軽量の165g!
10m沈下する度にアラーム音が鳴るデプスアラーム機能も便利です。
自重 | ギア比 | 最大ドラグ力 | 巻き取り長さ | 糸巻き量 | 参考価格 |
165g | 8.1 | 4.5kg | 76cm | PE0.8号-250m | 34,000円前後 |
適切なリールでイカ釣りを楽しもう!

遠投などや軽いスッテを手返しよく扱うにはスピニング、タナを把握し丁寧に探るならカウンター付きのベイトリールを選びましょう。
釣り方にあった適切なリールを選べばよい釣果に繋がりますよ。
ぜひ、本記事を参考にして自分にあったリールを選んでください。
イカメタルの釣り方やその他の道具については別記事でまとめていますのでこちらも参考にしてください↓
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