船からのカワハギ釣りは、船釣りの中でも非常に人気が高いジャンルです。
ホバリングしながらエサをついばむようにして食べるため、アタリをとるのが難しく、エサ取り名人と呼ばれることも。
針に掛けるのは難しい魚ですが、船釣りでは手軽に数釣りや型狙いができ、ゲーム性も高く楽しめます。
本記事では、カワハギ釣りに必要な道具や釣り方を紹介しますので、これから船のカワハギ釣りを始められる方はぜひ参考にしてください。
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この記事を書いた人
当ブログにお越し頂きありがとうございます!Tsukiと申します。
簡単に自己紹介をすると、釣り好きのWebライターで釣具屋店員です。
釣りはタナゴからマグロまで、ほぼオールジャンル。
魚を釣るには、まず釣り方を理解して、適切な道具を選ぶのが近道です。
しかし、最近のネット記事はおすすめ○○選みたいな、まとめ記事ばっかり...。
結局、どれを選べば良いのか判りませんよね?笑
当ブログでは日頃から沢山の商品に触れている筆者が、経験に基づく釣り方や本当におすすめできるアイテムを厳選して紹介しています。
実際の使用感やお客様・業界人の口コミなど、リアルに基づいて選定していますので、その辺のまとめ記事よりは信用してもらっても良いですよ!笑
参考にして頂き、釣りを楽しんで頂ければ幸いです。
お問い合わせやタックル相談などはSNSのDMなどでも受け付けてますので、お気軽にどうぞ。判る範囲でお答えします↓
カワハギについて
カワハギはハゲとも呼ばれ、フグに近い仲間です。
青森から九州にかけてほぼ全国、水深100mより浅い沿岸域に広く生息していて、堤防からもよく見かけられます。
小さな口でエサをついばむようにして食べることから通称エサ取り名人と呼ばれる魚です。
船でカワハギが釣れる時期
船からカワハギが狙えるシーズンは、10月頃〜3月頃がメインシーズンです。
年中釣ることもできますが、高水温期は餌取りも多く、釣りにくくなります。
他の釣りものが少なくなってくる冬の時期に楽しめるのが魅力。
特に10月〜12月頃は海水温が比較的安定しているため、最も釣りやすい時期です。
船カワハギのタックル
船のカワハギ釣りに必要な道具を解説します。
竿(ロッド)
リーズナブルなものでも問題ないので、船カワハギ専用ロッドを選びましょう。
長さ2m以下、30号程度のオモリ負荷に対応できるものが基準。
タチウオテンヤの竿など先調子系の船竿は代用できますが、専用ロッドが絶対におすすめです。
棒のような硬さで穂先は柔らかく、アタリの判りやすさや仕掛けの操作性が圧倒的に変わりますよ。
船カワハギに適したロッドの選び方とおすすめのロッドを別記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてください↓
リール
リールは、軽量なベイトリールなら何でもOK。
PE0.6〜0.8号が、200m程巻けるサイズのものを選びましょう。
リールのパワーは必要ないため、操作性を重視した軽量なモデルがおすすめです。
船カワハギリールの選び方とおすすめ機種は以下で詳しく解説しています↓
PEライン/リーダー
PEラインは、0.6〜0.8号を200m程度巻いておけば安心です。
コスパを求めるなら4本撚り、直線強度を求めるなら8本撚りを選びましょう。
PEラインの先端には、リーダーを約1.5m程度接続します。
フロロカーボンラインで号数(太さ)は3号前後(12lb前後)推奨。
カワハギ釣りの仕掛け
カワハギ釣りの仕掛けには、上記のアイテムが必要です。
ポイントにもよりますが、根掛かりもある釣りですので、各種2〜3セット準備しておきましょう。
カワハギ仕掛け
船カワハギ専用の胴突仕掛けを選びましょう。
針先が痛みやすいため、替え針を用意しておくと安心。
針の交換も多い釣りですので、ハリス止め仕様になっているものを選んでください。
仕掛けの選び方やおすすめ仕掛け・仕掛け小物は以下↓
オモリ
オモリは、遊漁船で指定されている重さのものを用意しましょう。
地域にもよりますが、概ね30号前後を使用することが多いです。
一般的な無垢鉛のオモリでも問題ありませんが、集魚効果の高い派手めなオモリがおすすめ!
中オモリ
仕掛けの上部に取り付けて使用するオモリです。
中オモリが支点となり、オモリを底につけた状態で仕掛けを揺すってアピールしやすくなります。
アタリも判断しやすくなるため、必需品ではありませんが付けておくと誘いの幅も広がるので、おすすめです。
カワハギ集寄
カワハギを寄せるためのアイテムです。
光や音、派手な見た目で好奇心の強いカワハギは寄ってきます。
こちらも必需品ではありませんが、役立つことも多いです。
カワハギ釣りのエサ
エサは、アサリのむき身や青イソメ、マムシなどを使用します。
付けやすさなどを考慮するとアサリがおすすめ。
塩で締めてアサリの硬さを変えることによって、魚の活性に合わせた釣りができます。
青イソメなどの虫エサも釣れますが、アサリと比べて、餌取りの確率も高いです。
エサの付け方
①水管→②ベロ→③ワタの順に針を通していきます。
水管から針を抜いたあと、ベロに縫い刺して取れにくいようにしましょう。
ワタを真っ先に食べにくることが多いため、針先をワタに埋めておくのがポイント。
カワハギの釣り方
カワハギの基本的な釣り方とアクションを解説します。
基本の釣り方
仕掛けが着底したら仕掛けをゆっくり上げ下げしてアタリを待ちます。
中層で釣れる場合もありますが、基本は判りやすい底の釣りメインで狙うのがおすすめ。
仕掛けを操作している間にアタリがあれば、素早くアワセてやりとりをします。
タタキ
上げ下げだけで釣れない場合は誘いもいれましょう。
オモリが底に付けた状態で糸を張ったり緩めたりして、同じ箇所で仕掛けを動かします。
速いピッチで竿をタタくようにして行うのもアピール力が高く効果的です。
タルマセ
アタリは仕掛けを止めていると判りにくいため、常に誘いや竿の上げ下げをしながら竿先の変化を感じとりましょう。
誘い後の喰わせの間は必要ですが、ずっと止めているだけではエサが取られますので、誘いの後もゆっくり竿を操作して、アタリを感じとれるようにしましょう。
判りにくければゆっくり竿を聞き上げるのも有効です。
船カワハギ釣りのコツ
船カワハギ釣りで上手に釣るコツを紹介します。
釣れない時の参考にしてください。
キャストも有効
釣れない場合は少し沖に仕掛けを投げて広い範囲を同じ様に探ります。
足元で釣る方法と同様に常に仕掛けは動かし、喰わせの間も入れつつ、少しずつ手前に寄せてくるイメージで釣れます。
仕掛けが遠くにある場合は竿を立て気味に、近付いてきたら寝かせて竿の角度を保ちましょう。
針の向き
仕掛の鈎先は上を向いているようにして設定しましょう。
向きが異なる場合は仕掛けを交換するかハリス止めの向きを調整します。
上を向いているかどうかで掛かりやすさが変わってくるため、マメにチェックして交換などを行いましょう!
エサの有無
餌が付いてないと釣りになりません。
アタリが少ないと感じたらエサがついているかどうか確認しましょう。
アタリに気付けずにエサが取られていることもよくあります。
針のサイズ
釣れるカワハギのサイズにハリのサイズを合わせるとさらに掛かりやすくなります。
小型が多い場合はハリのサイズを落とし、大型が多い場合はハリのサイズを上げましょう。
複数サイズを用意して対応できるようにしておくのがおすすめです。
カワハギ釣りの便利グッズ
船からのカワハギ釣りを快適に楽しめる便利グッズを紹介します。
手返しなどを向上できるので、釣果アップに繋がるかも!?
【マルキユー】バクバクソルト
アサリ用の締め塩です。
一般的な食塩でも十分代用できますが、アミノ酸や誘引剤が配合されているものがおすすめ。
喰い込みが良くなり、掛かりやすくなります。
【タカ産業】ツケパック
ザル付きのエサ箱です。
アサリを塩締めする際に便利。
リーズナブルで船縁トレイなどにも置きやすいサイズ感です。
【ダイワ】チョイ置き船べりトレイ(C)
エサ箱や仕掛けを置いておけるアイテムです。
手返しがアップできるので、あるとないとでは釣果が変わるかも?
エサの水切りができるスノコ、替え針置きに便利なマグネットシート、シンカースペースなど多機能で便利です。
【ダイワ】チョイ置きホルダー ライト
軽量な簡易竿受けです。
仕掛けの交換時、非常に便利です。
コンパクトで持ち運びやすく。発泡素材で水に浮くのもポイント。
エサ取り名人を攻略しよう!
カワハギは、他の魚種よりアタリを捉えて釣るのが難しい魚です。
その分、ゲーム性が高くて面白いのはもちろん、肝や身の食味も抜群!
手軽に始められ、ハマる人も多い釣りですので、興味があればチャレンジしてみてくださいね。
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