絡まって釣りにならない状況は、オモリグでよくあるトラブルのひとつです。
オモリグで釣果を伸ばすには、ロッドやリール選び以外に仕掛けの選び方も考えましょう。
本記事では、仕掛けが絡む要因やオモリグ仕掛けの基本的な選び方、絡みにくいおすすめ仕掛け、自作パターンも紹介します。
オモリグ仕掛けにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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この記事を書いた人
![tsuki](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2023/04/IMG_8476-1.jpg)
当ブログにお越し頂きありがとうございます!tsukiと申します。
現在は、釣りに関わるコンテンツ作成をメインにフリーランスのWEBライター兼ブロガーとして活動しています。
釣りはタナゴからマグロまで、ほぼオールジャンルです。
オモリグ仕掛けの構造
![](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2024/05/890c8cbfb6ef37073168003e7a218f3a-2.jpeg)
オモリグ仕掛けは、親子サルカンからハリスを伸ばして、エギを接続するシンプルな仕掛けです。
一般的なイカメタルのエダスより長めに設定することで、シンカーが馴染んだ後に、エギの自然な沈下を演出します。
シンカーが上下する影響も受けにくいため、荒れている時や潮が速い時などもエギを安定させられるのもメリットです。
仕掛けを選ぶ前に!オモリグ仕掛けが絡む要因
![オモリグ ハリス](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2022/08/e8db2f14bf73c1067e3de988fe59ff8c-1.jpg)
絡むのは仕掛けのせいではなく、仕掛けの扱い方が要因になっていることがほとんど。
ハリスが長いため、絡むのは仕方がないことではありますが、仕掛けどうこうを考える前にまずは操作を確認しましょう。
エギとシンカーが近い
![エギとシンカー](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2024/05/41b2c5b468decc7c96685e1e3bbfd746.jpeg)
潮が緩い時に、特に多いパターンです。
キャスト時はきっちりサミングを行い、抵抗をかけることによって、シンカーとエギが離れます。
できるだけ飛ばしたい気持ちは判りますが、着水前には少しブレーキをかけてあげましょう。
上手にできない場合は、着水後に少し引っ張ってあげるのもひとつの手です。
潮の向き
![オモリグと潮の向き](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2024/05/41175917c73e2ed8c31718b751c0a53a.jpeg)
自分に向かってくる潮の場合、エギとシンカーが近づきやすくなります。
この状況でキャストしてもオモリグの理想的な形にはなりにくく、船下に仕掛けが入っていくようになると、シンカーとエギが交差してしまうことも。
ハリスが緩んで絡みやすく、アタリも出にくくなります。
それでもオモリグをするならキャストせず仕掛けを真下に落とし、ラインを送って、船の下を探るような釣り方をしましょう。
オモリグ仕掛けの選び方
![オモリグの仕掛け](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2024/05/IMG_5321.jpg)
オモリグの仕掛けでは、エギとシンカーを繋いでいる部分をハリス(エダス)と呼んだり、リーダーと呼んだりします。
仕掛け選びでは、ハリスの長さをはじめ、太さや材質なども確認しておきましょう。
ハリス(エダス)の長さ
![オモリグ ハリス 長さ](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2024/05/890c8cbfb6ef37073168003e7a218f3a-3.jpeg)
ハリスの長さは、潮の速さや波の高さなどに合わせて調整します。
基本設定は1mを基準に、潮が速い場合は、長くして安定感を重視しましょう。
潮が緩い場合は、アタリが出にくくなってしまうので、ハリスを短くします。
オモリグに慣れていない方に関しては、1m以下の短めの設定にしておくとキャストなど扱いやすくなりますよ。
ハリスの号数
![オモリグ ハリス 号数](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2022/08/IMG_3236-2.jpg)
ハリスの号数は3〜5号前後がバランスよくおすすめです。
細くすれば感度上がりますが、イカがシンカーを引っ張ってようやくアタリとなるオモリグでは、細ハリスの効果はあまり得られません。
むしろ細くすると絡んだ時に解きにくく、ラインブレイクもしやすいなどのデメリットもありますので、少し太めの設定の方がおすすめです。
ハリスの材質
![オモリグ エステル](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2022/08/IMG_4545.jpg)
ハリスの材質は、フロロカーボンがおすすめです。
近年は高感度なエステルラインも人気があり、筆者も使ってみましたが、オモリグにおいては感度に大差ないように感じています。
エステルは瞬間的なショックに弱く、アワセ切れも多かったので、フロロカーボンが無難でしょう。
ダブル仕掛けはトラブルが多い
オモリグ仕掛けの上にドロッパー(スッテ/エギ)を付けられるようになっているものも発売されています。
数釣りには最適ですが、絡むなどのトラブルも多く、筆者は推奨しません。
遊漁船によっては禁止されているところもあるので、注意してください。
天秤ってどう?
エギとシンカーが近付きにくくなるため、糸絡み対策には一定の効果があります。
しかし、冒頭で説明したようにサミングの操作や、潮の向きも考慮が必要です。
意識していないと結局絡んで、意味がありません。
また、潮を受けやすくなることや感度も低下させてしまうデメリットもありますので、必須アイテムではないです。
絡みにくいおすすめ仕掛け
長めの硬質ブラックパイプとダブルラインによって絡みにくい設計の仕掛けです。
使ってみたところ、確かに絡みにくくなっていましたよ。
エステルライン仕様のため、張りがあり、感度も高いです。
オモリグ仕掛けの自作パターン
オモリグ仕掛けは上記4つのアイテムがあれば作れます。
ハリス(リーダー)
少し高価ですが、強度は抜群のフロロカーボンハリスです。
硬めハリスのため、トラブルも少なく、感度も優れています。
親子サルカン
スプリットリングタイプのサルカンがおすすめです。
着脱が便利なスナップタイプは、釣りをしている途中に開くものもあります。
シンカーを失くしたくないなら、スプリットリングが採用されているものを選びましょう。
絡み防止パイプ
絡み止め用のパイプです。
必須アイテムではありませんが、絡みを軽減できます。
専用のものでなくても良いです。
スナップ
エギの交換をスムーズにするために付けておきましょう。
スナップの金属音によってイカが警戒するという意見もありますので、音の少ないサイレントスナップがおすすめです。
できるだけ小さいサイズを選びましょう。
編み込みがおすすめ!
![](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9977.jpeg)
筆者はスプリットリングタイプの親子サルカンにハリスを編み込んだものを使用しています。
1〜3cm程度までハーフヒッチを繰り返し、エンドノット。
適度に張りができるので、パイプを入れなくても絡みません。
結束強度も高いので、一石二鳥です!
状況に応じたセッティングをしよう!
![オモリグ セッティング](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2022/08/IMG_2931.jpg)
絡む原因は仕掛けではなく、操作や流れのせいであることがほとんどです。
仕掛けと流れの動きを考えて操作するようにしましょう、
オモリグのタックルや釣り方に関しては別の記事でもまとめておりますので、ぜひ参考にしてください↓
![](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0830-2-300x199.jpg)
![](https://tfishing.net/wp-content/uploads/2023/02/IMG_0830-2-300x199.jpg)
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