繊細なアタリを捉えるティップランエギングは、初心者から上級者まで人気の高い釣りです。
イカの繊細なアタリを捉えるために、感度に優れる専用ロッドを使用するのはもちろんですが、快適に釣りを楽しむにはリール選びも重要です。
本記事では、ティップランに適したスピニングリールの選び方と価格帯別のおすすめリールを解説します。
リール選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
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この記事を書いた人
当ブログにお越し頂きありがとうございます!Tsukiと申します。
簡単に自己紹介をすると、釣り好きのWebライターで釣具屋店員です。
釣りはタナゴからマグロまで、ほぼオールジャンル。
魚を釣るには、まず釣り方を理解して、適切な道具を選ぶのが近道です。
しかし、最近のネット記事はおすすめ○○選みたいな、まとめ記事ばっかり...。
結局、どれを選べば良いのか判りませんよね?笑
当ブログでは日頃から沢山の商品に触れている筆者が、経験に基づく釣り方や本当におすすめできるアイテムを厳選して紹介しています。
実際の使用感やお客様・業界人の口コミなど、リアルに基づいて選定していますので、その辺のまとめ記事よりは信用してもらっても良いですよ!笑
参考にして頂き、釣りを楽しんで頂ければ幸いです。
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ティップランはスピニングリールが主流?ベイトは不向き?
以上のことからティップランエギングでは、スピニングリールを使用するのが一般的です。
水深50m以上・使用エギ60g以上のような、深場で重いエギを使う場合には、ベイトリールも選択肢に入れても良いでしょう。
ティップランエギングに適したリールの選び方
ティップランエギングのリールを選ぶ際は、
以上の5つのポイントを確認しておきましょう。
ギア比は永遠のテーマ
1回転あたりの巻き取り量を表すギア比ですが、ハイギアでもノーマルギア(パワーギア)でもどちらでも構いません。
浅場で軽いエギを使用する場合は、ほとんど負荷が変わらないので、回収の速いハイギアがおすすめ。
60g以上の重いエギを使用して、深場・長距離を流した場合は、ハイギアだとしんどいので、ノーマルギアが楽です。
誘い上げ過ぎるのを防ぐために、巻き取り長さの少ないノーマルギアをあえて選ぶという方もいます。
リールサイズは3000番が定番、深場なら4000番もアリ
ティップランエギングでかかる負荷とアクション性を考慮すると、2500〜3000(C3000)番程度のサイズが適しています。
水深50m以上になると使用するエギも重くなり、巻き上げも大変になってくるため、4000番(C5000)サイズを検討しても良いでしょう。
2000番は小さ過ぎます、SW機の4000番は大き過ぎます。
ダブルハンドルがおすすめ、深場ならシングルハンドルも
エギングでは定番のダブルハンドルですが、ティップランにおいてもダブルハンドルがおすすめです。
細かいピッチでの誘いがしやすい特徴があります。
深場の場合は、巻き上げが楽なシングルハンドルも検討してみてください。
丸型のハンドルノブに変えるのも巻き上げを楽にするひとつの手です。
感度と操作性重視なら樹脂ボディ、パワー重視なら金属ボディ
軽量な樹脂ボディのリールは、感度や操作性に繋がります。
イカを掛けるまでを考えるなら、樹脂ボディのリールがおすすめ。
金属ボディのリールはたわみが少なく、巻き上げが楽なので、深場での釣りがしやすいです。
最近のリールは、金属ボディでも極端に重たいものは少なくなってきているので、あまり神経質にならなくても良いかもしれません。
ドラグ性能は重要
身切れなどを防ぐために、できるだけ高性能なドラグを搭載したものを選びましょう。
高額なモデルは、スプール部にベアリングが追加されていたり、ドラグワッシャーが高性能なものになっていたりします。
例)ダイワ ATD Type-L、シマノ リジットサポートドラグ など
【予算〜2万円】入門向けティップランおすすめリール5選
実売価格2万円以下のリールをピックアップしました。
これからティップランを始めたい初心者の方におすすめです。
【シマノ】セドナ 2500SDH
シマノ製スピニングリールのエントリーモデルです。
リーズナブルながら、上位機種にも搭載されているサイレントドライブを採用。
ガタつきを徹底排除する設計により、値段以上の巻心地が実現されています。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
270 | 5 | 4 | 73 | 0.6-200 | オープン |
ポイント
低予算で今すぐティップランを始めたい人におすすめ!ちょっと重いのがネックですが。
【ダイワ】レガリス LT2500S-DH
新設計思想のエアドライブデザインに基づき開発された、軽量なスピニングリールです。
ダイワ独自の軽量樹脂素材であるザイオンVをボディ部とローターに採用され、操作性は抜群。
初動がスムーズなドラグシステムのATD TYPE-Lも搭載され、ティップランへの適正も高いです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
200 | 5.3 | 5 | 75 | 0.6-200 | 13,600 |
ポイント
自重200gと入門機ながら上位機種に匹敵する軽さです。エントリーモデルとしてはおすすめ最有力かと。
【シマノ】ナスキー C3000DH
シマノ独自の防水機構であるコアプロテクトが採用されたエントリーモデルです。
撥水処理により海水の侵入を防ぎ、トラブルを軽減。
防水性の高いドラグも搭載されているため、耐久性はバッチリです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
270 | 5 | 9 | 73 | 1-400 | 14,500 |
ポイント
ギアの設計なども最適化されており、セドナより巻き上げ力は高くなっています。
【ダイワ】レグザ LT5000-C
剛性に優れるアルミボディを採用したリールです。
ダイワ独自の防水機構であるマグシールドも搭載され、海水の侵入をシャットアウト。
LT5000-Cは、高負荷な釣りに対応できるパワーライトノブ(L)が標準装備されています。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
280 | 5.2 | 12 | 87 | 2-300 | 25,100 |
ポイント
LT5000-Cは、ティップランには少し大きめの番手ですが、パワーがあり深場に対応できます。オモリグやライトショアジギングと兼用される場合におすすめ。
【シマノ】セフィアBB C3000SDHHG
シマノ製エギング専用設計リールのエントリーモデルです。
ボディ材質に、シマノ独自の軽量カーボン樹脂素材であるCI4+が採用されており、軽量に仕上がっています。
精密設計のマイクロモジュールギアⅡを搭載しており、巻き上げ力が高く、巻き感も快適です。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
235 | 6 | 9 | 89 | 0.6-200 | 21,400 |
ポイント
素早くドラグ調整ができるラピッドファイアドラグも搭載。イカ釣りで多い、瞬時にドラグ調整をしたいシチュエーションで便利です。
【予算2〜4万円】ハイコスパおすすめリール6選
実売価格2〜4万円、コストパフォーマンスに優れるリールを集めました。
エントリーモデルよりしっかりした性能をお求めの方におすすめです。
【シマノ】ストラディック C3000HG
上位機種に採用されている技術を多く搭載した、ハイコスパな汎用スピニングリールです。
ギア同士の設置面積を向上したインフィニティクロスにより、耐久性と巻き上げ力が大幅にアップしています。
ラインがラインローラーにかかりやすくなるアンチツイストフィンも搭載され、トラブルレス性能も高いです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
225 | 5.8 | 9 | 86 | 1-400 | 29,100 |
ポイント
新素材のドラグワッシャーであるデュラクロスも採用。長期間使用してもドラグ性能は、低下しにくくなっています。
【シマノ】ヴァンフォード C3000SDH
ローターとボディに軽量素材のCI4+を採用した、軽量重視設計のスピニングリールです。
CI4+素材のマグナムライトローターにより、巻き出しは非常に軽くなっています。
ベールがチタンになっているの点もストラディックとの違いです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
180 | 6 | 9 | 78 | 0.6-200 | 35,900 |
ポイント
とにかく軽いリールを求めている方におすすめです!
【ダイワ】エメラルダス RX LT2500S-XH-DH
エアドライブデザイン採用により、高い操作性を備えたエギング専用設計モデルです。
軽量なザイオンV製モノコックボディを採用。
大径ギアを封入することにより、軽量ながらワンランク上の巻き上げ力を備えています。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
205 | 6.2 | 10 | 87 | 0.8-200 | 34,400 |
ポイント
ATD TYPE-Lやマグシールドなども搭載されており、高性能です。
【シマノ】セフィアSS C3000SDHHG
セフィアBBの上位機種にあたるハイコスパ系エギング専用リールです。
上位機種にも搭載されているリジットサポートドラグを採用。
スプールをベアリングで支持することにより、安定したドラグの動作をサポートします。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
200 | 5.3 | 9 | 89 | 0.6-200 | 30,900 |
ポイント
CI4+製のローターやチタン製のベールが採用されており、セフィアBBよりさらに軽量化されています。
【ダイワ】ルビアス LT2500S-DH
ザイオン製ローターとモノコックボディを採用した軽量スピニングリールです。
ハンドルノブ部とローターナット部にベアリングが搭載されており、スムーズな巻き感が実現されています。
ダイワ製スピニングリールでは、エアリティ・イグジストに次ぐ軽さが魅力です。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
185 | 5.2 | 5 | 73 | 0.6-200 | 43,800 |
ポイント
エメラルダスRXとはザイオンかザイオンVかで差別化されています。ベアリングも各部追加されている点も異なる点です。
【シマノ】セフィアXR C3000SDHHG
セフィアSSの上位機種にあたるエギング専用リールのハイエンドモデルです。
ハンドル材質もCI4+が採用されており、軽量に仕上がっています。
ハンドルノブにはベアリングが追加されており、巻心地も良いです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
185 | 6 | 9 | 89 | 0.6-200 | 42,000 |
ポイント
セフィアSSと比較してもハンドル材質とベアリングの追加くらいしか差がないです...。セフィアSSの方がお買い得かも。笑
【予算4万円〜】ティップランおすすめリール3選
実売価格4万円以上、本格スペックのリールを集めました。
予算に余裕があり、道具選びに妥協したくない方におすすめです。
【シマノ】ヴァンキッシュ C3000SDHHG
マグネシウムボディにCI4+製のマグナムライトローターを搭載した、シマノ最軽量のスピニングリールです。
スローオシュレーションによる密巻きは、ラインの放出抵抗を軽減し、快適なキャストフィールとドラグ性能の向上を実現。
ラインローラーに特殊防水ボールベアリングも搭載されており、トラブルも少ないです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
175 | 5.8 | 9 | 86 | 0.6-200 | 67,500 |
ポイント
ただ軽いだけでなく、ちゃんと剛性も高いリールです。
【ダイワ】エアリティ LT2500S-DH
マグネシウムモノコックボディとザイオン製ローターを採用した、ダイワ製スピニングリールの最軽量モデルです。
特殊表面処理を施した超々ジュラルミン製マシンカットタフデジギアの搭載により、高い巻き上げ力と耐久性を備えています。
メインシャフトとピニオンを非接触構造にするエアドライブシャフトも採用され、回転の抵抗やノイズも少ないです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
165 | 5.1 | 5 | 72 | 0.6-200 | 66,000 |
ポイント
イグジストと迷うところですが、コストパフォーマンス的にエアリティの方が、ティップランにおいてはおすすめです。
【シマノ】ステラ C3000SDHHG
シマノ製スピニングリールの最上位機種です。
フルメタルのマグネシウムボディとマグネシウム製のローターにより、剛性は抜群。
たわみが少ないため、ドラグ性能も安定しています。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
220 | 5.8 | 9 | 86 | 0.6-200 | 96,200 |
ポイント
軽さ重視ならヴァンキッシュ、巻き上げ力とドラグ性能を重視するならステラです。
ぶっちゃけリールよりロッドの方が重要です!
ティップランエギングは、ロッドでアタリを取る釣りですので、どちらかと言うとロッド選びが重要です。
予算をかけるなら、まずはロッドからスペックの高いものを選ぶのが良いでしょう。
余裕があれば、リールもできるだけハイスペックなものを選ぶと、より快適に釣りが楽しめますよ。
リール以外の道具や釣り方についての解説は、以下記事を参考にしてください↓
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