トンジギは、ビンチョウマグロを狙うジギングです。
釣り応え抜群、食べても美味しいマグロが手軽に狙えることで人気が上昇中。
適切なタックルを準備しておけば、初心者でもマグロを釣り上げられますよ。
本記事では、トンジギのタックルや基本的な釣り方を解説します。
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この記事を書いた人
当ブログにお越し頂きありがとうございます!Tsukiと申します。
簡単に自己紹介をすると、釣り好きのWebライターで釣具屋店員です。
釣りはタナゴからマグロまで、ほぼオールジャンル。
魚を釣るには、まず釣り方を理解して、適切な道具を選ぶのが近道です。
しかし、最近のネット記事はおすすめ○○選みたいな、まとめ記事ばっかり...。
結局、どれを選べば良いのか判りませんよね?笑
当ブログでは日頃から沢山の商品に触れている筆者が、経験に基づく釣り方や本当におすすめできるアイテムを厳選して紹介しています。
実際の使用感やお客様・業界人の口コミなど、リアルに基づいて選定していますので、その辺のまとめ記事よりは信用してもらっても良いですよ!笑
参考にして頂き、釣りを楽しんで頂ければ幸いです。
お問い合わせやタックル相談などはSNSのDMなどでも受け付けてますので、お気軽にどうぞ。判る範囲でお答えします↓
トンジギとは=ビンチョウマグロ狙いのジギング
ビンチョウマグロは、回転寿司に流れているビントロなどでも知られる美味しいマグロです。
胸ビレが長い特徴的な姿から、地元ではトンボと言われることもあり、トンボ狙いのジギングからトンジギと呼ばれるようになりました。
トンジギでは、ビンチョウマグロ以外にもキハダやカツオ・カジキなどの外道と呼ぶには恐れ多いターゲットが釣れることも魅力です。
タネトン?小トン?中トン?
ビンチョウマグロは、サイズによってさまざまな呼ばれ方をしています。
20kg以上がタネトン(種親サイズ)、10〜20kgが中トン、10kg以下が小トンです。
かなり稀ですが、30kgを超える特大サイズが釣れることもありますよ。
トンジギが楽しめる場所
太平洋側の沖合、黒潮海流が当たるエリアで広く楽しめます。
特に人気が高いのは、三重県の志摩沖や和歌山の南紀方面です。
その他、高知や伊豆方面でも釣れます。
トンジギのシーズン・釣れる時期
トンジギの釣れる時期は、11〜4月頃です。
水温が下がる冬の時期に黒潮海流に乗って、近海に接岸します。
水温が上がり出すと、近海から群れが離れ、あまり釣れません。
シーズン序盤の11〜1月頃は大型が釣れやすく、2〜3月のシーズン中盤に釣果が安定しやすいです。
トンジギのタックル
トンジギに適したタックルを解説します。
ブリクラスの青物に対応できるタックルであれば、対応できますよ。
ロッド
スロージギング用ベイトロッドの3〜5番クラスが適しています。
やりとりに不慣れな方は、破損に強いフルソリッド1のモデルが安心。
はじめの1本なら、重いジグを操作しやすいベイトタックルを選びましょう。
スピニングなら4番以上の番手が望ましいです。
▼トンジギロッドの選び方やおすすめアイテムは以下
リール
ジギング用ベイトリールが適しており、シマノならオシアジガー2000番、ダイワならソルティガ15などがおすすめです。
その他オーシャンマークのブルーヘブン50やエイテックのマーフィックスC3など、レバードラグリールも高適性。
楽に釣りを展開できるジギング対応の電動リールも非常におすすめ。
スピニングリールなら8000〜10000番を選びましょう。
▼トンジギリールの選び方やおすすめアイテムは以下
PEライン/リーダー
PEライン4号を300m以上、カラーマーキングが採用されているものを巻きましょう。
小型のビンチョウなら3号でも獲れますが、大きなタネトンクラスやキハダなどがヒットした場合に対応できないケースもあります。
リーダーはフロロカーボンの80lb(20号)前後が基準です。
大型の場合は魚体に当たってしまうことを考慮、強い引きに対してのショックアブソーバー的な役割も兼ね、長さは5ヒロ前後(約8m)と少し長めにとります。
FGノットやPRノットで結束しましょう。
トンジギのジグ
ジグは300~400g程度を基準に数本揃えましょう。
引き抵抗の少ないセミロング〜ロング系のジグがおすすめです。
カラーにこだわる必要はありませんが、シルバー系の実績が高め。
上記以外のウエイトも用意しておくと、対応できる幅が広がりますよ。
▼トンジギのジグ選び方やセッティング・おすすめアイテムは以下
フック
メーカー | フック | サイズ |
---|---|---|
オーナー(カルティバ) | ブルーチェイサー | 9/0前後 |
カツイチ(デコイ) | パイク | 4/0前後 |
ステキ針 | 幻アシスト | 4/0前後 |
ささめ針(シャウト) | ヘビースパーク | 2/0前後 |
ヴァンフック | ジゲングリッピー | 6/0前後 |
やりとりでは強い負荷がかかるため、ブリクラスに対応できる曲げられないような太軸のフックが必要です。
メーカーによってサイズはバラバラなので、注意してください。
同メーカーであっても、あくまでその種類の中でのサイズ表記ですので、フックの種類によってはサイズが変わります。
スプリットリング+スイベル
スプリットリング2もメーカーによってサイズはバラバラですが、#6〜#10程度なら概ね問題ありません。
扱いにくいですが、強度に優れる硬めの素材を選びましょう。
マグロは旋回しながら上がってくるため、ラインとの接続は5番サイズ以上のベアリングスイベルがおすすめです。
▼スプリットリング
▼スイベル
トンジギの釣り方
冬の沖合での釣りなので、荒れていることが多いです。→船酔い対策は万全に!
重いジグを1日中誘い続けるため、数タックル用意し、使う筋肉を変えると疲労もマシです。
ゆっくりでも良いので、とにかくジグを海中に入れて誘い続けるのが大事。
船長のアナウンスに従って指示棚を探り、広範囲を素早く回遊しているビンチョウマグロの目の前にジグが通るようにしましょう。
トンジギの誘い方
トンジギのしゃくり方(誘い方)は、ワンピッチジャーク3で十分です。
フォールで喰ってくることも多く、電動リールのただ巻きで釣れることもあるので、派手な誘いは不要。
無駄な誘いをして体力を消耗するよりは、ジグが見切られない程度に常に動かし続けるような意識で問題ありません。
アタリはジャーク中にドンッと重みが乗ってくるか、フォール中にラインが止まるパターンがほとんどです。
ラインの角度を考えよう
風任せに船を流していくドテラ流しで釣りをするのが基本ですので、ラインはひたすら出ていきます。
糸の角度がつくほど、ラインの長さとジグがある水深のギャップがありますので、常にジグがどの水深にあるかはイメージできるようにしましょう。
目安は45度で1.4倍程度です。(例:45°の角度でラインが出ている状況で100mにジグを落としたいなら140mラインを出す)
角度がつき過ぎると浅いところをずっと流している状態に陥りやすいので、回収してジグを入れ直しましょう。
トンジギのドラグ設定
感覚的な数値ではありますが、初期のドラグ設定は5〜6kg程度かけます。
あらかじめロッドにラインを通しセッティングしてから、ドラグチェッカーやデジタルスケールで計りましょう。
ベイトタックルでのやりとりは、指ドラグなども駆使して調整してください。
トンジギには大きめのクーラーボックスを用意しよう
シマノのスペーザホエールライト65Lなら、小トンなら3本、35kgのキハダなら解体して1本入るサイズ感です。
60L以上のクーラーを用意しておきたいところですね。
価格や保管スペースなどの問題で用意できない場合は、鮪バッグなどを検討してみると良いでしょう。
遊漁船によっては、持ち帰り用の発泡スチロールを用意してくれるところもありますよ。
▼65Lの大型クーラー
▼リーズナブルな大型クーラー
▼マグロ用簡易保冷バッグ
初心者でも釣れるマグロです!
冬の荒れた海の中で重いジグを動かし続けるハードな側面はありますが、回遊という運要素も強いので、テクニックはそこまで求められない釣りです。
回遊のタイミングにさえ合えば、初心者でもヒットさせることは決して難しくありません。
適切なタックルを用意しておけば、マグロといえど釣り上げることはできますので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
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