食味が良く、ゲーム性も高いターゲットであるタチウオは、船釣りでも人気の高いジャンルです。
船からタチウオを釣るには、タチウオテンヤやタチウオジギング、天秤タチウオなどの釣り方が代表的。
中でもタチウオテンヤは、初心者から上級者まで幅広く楽しめる手軽さとゲーム性があり、近年全国的に人気が広まっているジャンルです。
本記事では、船のタチウオテンヤに必要なタックルや仕掛け、釣り方を解説します。
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当ブログにお越し頂きありがとうございます!Tsukiと申します。
簡単に自己紹介をすると、釣り好きのWebライターで釣具屋店員です。
釣りはタナゴからマグロまで、ほぼオールジャンル。
魚を釣るには、まず釣り方を理解して、適切な道具を選ぶのが近道です。
しかし、最近のネット記事はおすすめ○○選みたいな、まとめ記事ばっかり...。
結局、どれを選べば良いのか判りませんよね?笑
当ブログでは日頃から沢山の商品に触れている筆者が、経験に基づく釣り方や本当におすすめできるアイテムを厳選して紹介しています。
実際の使用感やお客様・業界人の口コミなど、リアルに基づいて選定していますので、その辺のまとめ記事よりは信用してもらっても良いですよ!笑
参考にして頂き、釣りを楽しんで頂ければ幸いです。
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タチウオテンヤって?
タチウオテンヤは、タチウオを釣るための漁具の一種です。
タチウオを引っ掛けるための大きな掛け針に、仕掛を沈めるための鉛が付いているのが特徴。
針には、イワシなどのエサをワイヤーで巻き付けて使います。
ルアーでいうジグヘッドを大きくしたものに近いですが、捕食が下手なタチウオに対して、喰わせるというよりは引っ掛けるという要素が強いです。
タチウオテンヤのシーズン
タチウオテンヤのシーズンは、地域差もありますが、7〜2月頃までのエリアが多いです。
中でも最盛期は、夏から秋にかけてがタチウオの活性も高く、数釣りが楽しめます。
冬に近づくと群れは深場に移動し、夏〜秋ほど数は釣れませんが、型が狙えることも多いです。
釣果や他釣りものとのバランスによって、釣期が長引くこともあり、地域によってはほぼ年中楽しめる年もあります。
タチウオテンヤのタックル
タチウオテンヤに適したタックルを確認しておきましょう。
ロッド
操作性に優れ、誘いやフッキングが楽にできるタチウオテンヤ専用ロッドがおすすめです。
8:2調子がタチウオテンヤにおいては、オールラウンドに使えます。
長さ1.6〜2m前後、40号のオモリに対応する先調子の船竿でも代用できます。
タチウオテンヤロッドの選び方やおすすめ機種は、以下の記事で解説しています↓
リール
幅広い層を往復することが多い釣りですので、電動リールが圧倒的に便利でおすすめです。
シマノでは600番、ダイワでは200番程度のサイズが最適。
カウンター付のベイトリールも代用は可能で、シマノなら300番、ダイワなら150〜200番程度のサイズが適しています。
リールの選び方やおすすめ機種に関しては以下の記事↓
ライン
カラーマーキングがあるPEラインの2号を200m以上巻いておきましょう。
フグのタカ切れ対策に単色PEを使用する方もいますが、電動やカウンターリールで誤差が判断しにくい点に注意しましょう。
PEラインの先には、リーダーとしてフロロカーボン8号前後を1ヒロ程度(1.5m程度)、FGノットやPRノットで結束します。
直結でも釣りはできますが、PEの直結は結束強度が落ちるため、推奨しません。
タチウオテンヤの仕掛・エサ
タチウオテンヤに使用する仕掛やエサを確認しましょう。
仕掛といってもタチウオテンヤと太めのリーダーがあればOKです。
太めのリーダー
タチウオの歯は非常に鋭いため、対策として太めのリーダーを接続します。
PEに結束したリーダーのさらに先に、10号以上のフロロカーボンリーダーを50〜60cm以上接続しておきましょう。
リーダー間は、スナップサルカン(スイベル)で繋げば、糸ヨレも軽減できます。
ワイヤーリーダーは切られませんが、喰いが落ちるので、推奨しません。
タチウオテンヤ
遊漁船で使用する号数に応じたものを用意してください。
大阪湾の場合は、40〜50号程度、ほとんどの船宿が40号指定です。
東京湾も40〜50号がほとんど。
基本は夜光のヘッドで十分ですが、ヘッドのカラーによって反応が異なることも多いため、さまざまなカラーを用意しておきましょう。
タチウオテンヤの選び方や仕掛けなどついては以下の記事でもまとめています↓
エサ
エサは、イワシやサンマの切り身など一般的です。
船宿で用意してもらえるところもありますが、自身で用意が必要な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
コノシロの切り身は、身持ちが良くおすすめ。
タチウオの尻尾なども代用できます。
タチウオテンヤの釣り方
船長の合図で仕掛けを投入し、着底後、船長の指示棚に従い誘います。
基本は引っ掛け釣りなので、アタリがあれば素早くアワセてください。
誘いはワンピッチジャークやただ巻き、リフト&フォール、ストップ&ゴーなどその日によってパターンはさまざまです。
その日の釣れる層と有効なパターンを見つけるのが釣果のカギです。
捕食が下手なタチウオに対して、喰わせの間を作ってあげるのも重要です。
基本は止めたタイミングでアタリが出ることが多いため、各動作の間でステイを意識しましょう。
また、アタリがあって掛からなくても獰猛なタチウオは再びアタってくることが多いです。
そのまま上方向に数回誘い続ければ、チャンスになります。
押さえたいポイント
タチウオテンヤを楽しむ上で、押さえておきたいポイントやコツを解説します。
タチウオが釣れる潮周り
タチウオテンヤにおいては、小潮周りが釣りやすいとされています。
遊泳力が高くないタチウオは、潮の動きにくい状況の方がアタリが出やすく釣れやすいことが多いのがひとつの理由です。
また、潮が速くないため、オマツリもしにくく釣りがしやすいというの釣果が上がる要因と考えられます。
もちろん大潮でも釣れる状況もありますが、基本は小潮周りが有利であることを念頭に入れておきましょう。
喰い渋りの対策
喰いが渋い時は、シルエットを小さくするのがおすすめです。
少し面倒ですが、イワシの頭をカットしてから取り付けてみてください。
激しいアクションではなく、ただ巻きなどタチウオが追いやすいアクションも有効です。
手返しは大事
1匹釣る度にエサを巻いて投入するのは時間の無駄です。
エサを巻いたテンヤを数個用意しておくと、手返しをアップできるため、釣果に繋がります。
ポイント移動中などの時間を有効活用して、エサを巻いておきましょう。
歯が危険
タチウオの歯は、非常に鋭いです。
暴れて歯が当たると思わぬ怪我をしてしまいます。
タチウオを挟む道具は必ず用意して、安全に針を外しましょう。
ゲーム性が病みつきになる釣りです!
1日の中でも多彩な変化のパターンがあり、ゲーム性は非常に高いです。
いろいろ考えて攻略できると、クセになること間違いなし。
船釣り初心者の方でも楽しめる釣りですので、ぜひチャレンジしてみてください。
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