ティップランエギングは、ボートから専用のエギを使ってアオリイカを狙う釣り方です。
イカの繊細なアタリを捉える感度が必須となるため、適切なスペックのロッド選ぶことが釣果に繋がります。
本記事では、ティップランエギングロッドの選び方や厳選したおすすめロッド3選を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
ティップランエギング専用ロッドの特徴

ティップランロッドは、エギをアクションさせ、アオリイカの繊細なアタリを感じて掛けることに特化したロッドです。
微妙な変化を表現する繊細なソリッド穂先が搭載されているものが多く、近年はアジングロッド並に繊細なロッドも発売されています。
また、1日誘い続けられるよう軽量に仕上がっており、その軽さからくる手感度の高さも特徴です。
アオリイカのティップランエギングに適した竿の選び方
ティップランロッドを選ぶ際は、上記6つのポイントを確認しておきましょう。
硬さ

使用するエギの重さに対応したロッドを選びましょう。
浅場中心(〜30m程度)で軽いエギを使用する場合では柔らかいML〜Mクラスのロッドがおすすめ、深場(50m〜)や潮の速い場所では重量のあるエギに対応できる硬めのM〜MHクラスのロッドが適しています。
使用するエギの重さやポイントなどは時期や状況によって異なるため、釣行するエリアの遊漁船に使用するエギの重さの傾向を確認しておきましょう。
迷った場合は40g前後に対応できるロッドを選べば、ある程度多くのエリアでオールラウンドに扱えますが、60g以上時には100g以上を使用するエリアもあるため注意してください。
長さ

長さ選びに迷ったら、6ft台がティップランではオールラウンドでおすすめです。
短めの5ft台のロッドは、操作性に優れ感度も優れています。
長めの7ft台は、長さを活かしたアクションができ、波が高くてもエギを安定させやすいです。
好みで選んでも問題なく、軽さと感度を重視するなら短め、エギの安定性を重視するなら長めと使い分けられるのが理想的でしょう。
穂先の種類
穂先の種類 | 目感度 | 手感度 |
---|---|---|
カーボンソリッド | ○ | ○ |
チタンソリッド | ◎ | ○ |
カーボンチューブラー | △ | ○ |
グラスソリッド | ○ | △ |
ティップランロッドの多くはカーボンソリッドの穂先を搭載しており、高額なモデルにはチタンソリッドが搭載されているものもあります。
グラスソリッドやカーボンチューブラーを採用しているものもありますが、ラインナップは少ないです。
素材と構造によって、目感度や手感度などアタリの表現に差があり、アタリの伝わり方が変わります。
ただし、太さや素材などの設計によって一概に言えない部分もあるので、 上記の表はあくまで参考です。
カーボンソリッド
張りのあるカーボン素材のため、手元に振動を伝えやすく、手感度に優れます。
しなやかさも備えており、目感度も高いのが特徴です。
ティップランロッドに採用されているものは、細径で繊細なものが多く、破損しやすい点に注意しましょう。
チタンソリッド(チタンティップ・メタルトップ)
弾性に優れるチタン素材の穂先は、高額なモデルに採用されることが多く、ダイワのメタルトップが有名です。
強度に優れるため、カーボンより細径に設計でき、しなやかで目感度に優れる穂先に仕上げられます。
金属素材のため、振動も伝わりやすく、しなやかでも手感度を損なわないのもメリット。
強度も高いため、破損にも強いですが、やや先重りしてしまうデメリットもあります。
穂先の径(太さ)

感度の指標のひとつとして、穂先の先径に注目してみるのも良いでしょう。
細いロッドでは0.7mm、太いロッドでは1.0mm程度まであります。
先径が細いほど繊細な穂先が搭載されているということなので、表現力は高いです。
もちろん先径だけで感度全てを評価できるワケではありませんが、迷った場合の選ぶポイントにしてみてください。
調子(テーパー)について

調子(テーパー)は、竿の曲がる割合示し、曲がり方によって竿の特性は変わります。
先調子(ファーストテーパー)になるほど操作性と感度は高く、胴調子(レギュラ〜スローテーパー)になるほど荒れた状況でもエギを安定させやすいです。
現在のティップランロッドの多くは、先調子(ファーストテーパー)に設計されているものがほとんど。
選択肢は多くありませんが、モデルによっては調子が細分化されているものもありますので、気になる方はチェックしてみてください。
インターラインロッドについて

インターラインロッドは、ラインがロッドの内側を通る構造になっており、糸絡みなどのトラブルが少ないです。
繊細な穂先が多いティップランロッドでは、穂先絡みで破損してしまうケースも多くあります。
慣れない初心者の方などは、インターラインモデルを使えば、安心して釣りを楽しめるでしょう。
インターラインロッドのラインナップは少なく、現在はダイワのエメラルダスXとエメラルダスMXです。
ベイトタックルに関して

キャストやアクションのしやすさ、ドラグ性能の観点でスピニングの方が扱いやすく、主流となっています。
ベイトタックルが適しているのは、深場をメインに釣りをする場合です。
巻き上げ力がスピニングより高く、回収が楽になり、カウンターリールを使用する場合はレンジも把握しやすくなります。
水深40m以上、60g以上のエギをメインに使用するなど、かかる負荷が高い場合は、ベイトタックルを検討するのも良いでしょう。
ティップランエギングロッドの代用/流用

ティップランロッドはどんな釣りに使えるのか、また、ティップランには専用竿以外にどんな竿が代用できるのかを解説します。
イカメタル/オモリグ/バチコンロッドは代用可

調子設計が似通っており、イカ釣りに対応できる穂先の繊細さを備えた、イカメタルロッドやオモリグロッドが代用できます。
使用ウエイトが近い15〜20号程度まで対応できるもの、特にスピニングモデルのロッドがおすすめです。
その他、バチコンやひとつテンヤロッド、船キス竿も使えますが、あくまで代用レベルなので、釣果を求めるならリーズナブルなものでも感度に優れる専用竿を用意してください。
△タイラバ/SLJ/カワハギロッド

タイラバロッドやSLJロッドは、使用ウエイトこそ近いですが、ティップランにはやや不向きです。
スローテーパー設計のものが多く、穂先でアタリを掛けてとるという動作が難しくなります。
カワハギロッドは先調子で高感度ですが、張りが強過ぎるため、身切れでのバラしなどが起こりやすいです。
オカッパリのエギングロッドはNG

陸っぱりに使うエギングロッドは、ティップランに不向きです。
エギを投げるための設計になっているため、強度がある分穂先でアタリを取るのが難しく、船では扱いにくい長さになっています。
7ft台のショートレングスかつソリッドティップのモデルならなんとか代用は可能ですが、最適とは言えません。
ティップランロッドの汎用性

ティップランロッドは、イカメタルやひとつテンヤ、スーパーライトジギングなどの釣りに代用できます。
とはいえ、感度や軽さを追求しているため、あくまでイカを釣るための強度しか備えていません。
青物や大きな鯛がヒットし、強い負荷がかかる場合には、破損のリスクが高い点に注意してください。
汎用性を求めるなら強度に優れるフルソリッドのモデルや硬めのモデルを選びましょう。
価格帯別ティップランロッドおすすめ3選
アイテム | 全長(ft) | 継数(本) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 対応エギ(g) | 先径(mm) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
【ダイワ】エメラルダスX ボート 511ML-S | 5'11" | 2 | 80 | 94 | 18-70 | 0.7 | 17,500 |
【メジャークラフト】エギゾースト 5G ティップランモデル EZ5TE-S532L | 5'3" | 2 | 72 | - | MAX55 | - | 24,000 |
【オリムピック】カラマレッティー・プロトタイプ ティップエギングモデル 25GCALPS-5112M-TS | 5'11" | 2 | 80 | 149.7 | MAX70 | 0.7 | 55,000 |
予算別に厳選したティップランエギングにおすすめロッドをピックアップしました。
ぜひ、ロッド選びの参考にしてください。
【〜2万円】入門向けティップランエギングおすすめロッド
【ダイワ】エメラルダスX ボート 511ML-S
ダイワ製ティップランロッドのエントリーモデルです。
ブランクには、バット部の最外層をX状のカーボンテープで締め上げるブレーディングXを採用。
細身軽量に仕上がっており、優れた操作性を備えています。
全長(ft) | 継数(本) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 対応エギ(g) | 先径(mm) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
5'11" | 2 | 80 | 94 | 18-70 | 0.7 | 17,500 |
ポイント
エントリークラスとしてはかなり繊細なカーボンソリッド穂先(0.7mm)を採用しており、目感度手感度ともに良好!
リーズナブルですが、十分に使えるスペックのロッドです。
【予算2〜4万円】高性能!ハイコスパなおすすめティップランロッド
【メジャークラフト】エギゾースト 5G ティップランモデル EZ5TE-S532L
東レ(株)のT1100Gカーボンをブランクに採用したハイコスパモデル。
多軸方向のカーボンシートでブランクを構成する独自のR360工法も採用されています。
素材や製法に加え、超ショートレングスなのも相まって非常に操作性の高いロッドです。
全長(ft) | 継数(本) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 対応エギ(g) | 先径(mm) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
5'3" | 2 | 72 | - | MAX55 | - | 24,000 |
ポイント
ティップランロッドの中でもかなり短い設計のため、ダイレクトな操作感があり手感度に秀でています。
ハイスペックながら2万円前半とお手頃な価格であるのも魅力。
【予算4万円〜】最強スペック!?最高峰のおすすめハイエンドティップランロッド
【オリムピック】カラマレッティー プロトタイプ ティップエギングモデル 25GCALPS-5112M-TS
高品質な国産ブランクスメーカーとして定評のあるオリムピックからリリースされているハイエンドロッドです。
独自素材のスーパーグラファイトクロスやトレカ®︎T1100Gに加え、独自のG-MAPS製法を採用し、軽量ながらパワフルな高性能ブランクを実現。
チタンソリッドティップやオリジナルカーボンリールシートも搭載され、目感度と手感度も抜群です。
全長(ft) | 継数(本) | 自重(g) | 仕舞寸法(cm) | 対応エギ(g) | 先径(mm) | 定価(円) |
---|---|---|---|---|---|---|
5'11" | 2 | 80 | 149.7 | MAX70 | 0.7 | 55,000 |
ポイント
セフィアリミテッドやエメラルダスEX、EGTR XXもおすすめしたいところ。
コスパも含めて評価するとカラマレッティプロトが間違いないです。
感度が命です!

ティップランは、エギを止めてアタリを待つ釣りですので、竿の感度はかなり重要です。
釣果にこだわりたい方は、できるだけハイスペックなロッドを用意して、ティップランエギングにチャレンジしてください。
ロッド以外の道具や基本的な釣り方に関しては、以下の記事でもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。