アンダーベイト 船釣り

【アンダーベイト入門】船からの落とし込み釣りに必要な道具や釣り方を紹介!

2019年11月12日

船での落とし込み釣りは魚群を探し、サビキのような仕掛けで小魚を掛け、群れの下に落とし込み、小魚を狙う大型魚を釣る方法です。

餌の下の意味でアンダーベイトとも呼ばれ、手軽に大物が釣れるため、人気も上昇しています。

本記事では落とし込み釣りに必要な道具や釣り方などを元釣具屋の筆者が紹介します。

アンダーベイトにチャレンジされる方はぜひ参考にしてください。

落とし込み釣り(アンダーベイト)って?

アンダーベイト

船から手軽に大物が釣れる落とし込み釣りは食物連鎖を利用した釣りです。

北陸方面ではタテ釣りとも呼ばれています。

船で小魚の群れを探し、小魚を釣りそのまま群れの下に落とし込んでいくと小魚を追っかけていた大物が釣れるという極単純な釣りです。

落とし込み釣りで釣れる魚種

アンダーベイト 魚種

アンダーベイトで狙えるターゲットは魚を捕食している魚は全て狙えます。

代表的な魚種を確認しておきましょう。

ブリ(ハマチ・メジロ)

アンダーベイト ブリ

パワフルで人気のターゲットです。

生息域も広く最もよく釣れます。

カンパチ(シオ)

アンダーベイト カンパチ

ブリよりさらにパワフルで筋肉質な感じの魚です。

食感もブリと比較すると歯応えがあります。

ヒラマサ

アンダーベイト ヒラマサ

ブリより黄色味が強く、面長な感じが特徴の魚です。

持久力と瞬発力も高い魚です。

根魚類(ハタ系)

アンダーベイト 根魚

底付近を狙うとオオモンハタやキジハタ、時にはクエなど美味しい高級根魚も釣れます!

青物類の反応が悪い時は底付近も狙ってみるのもおすすめです。

サワラ、マダイ、ヒラメ、マゴチなど

青物や根魚以外もたくさんの魚種が上がります。

美味しい魚も多いですよ。

落とし込み釣りの釣れる時期

アンダーベイト シーズン

落とし込みが釣れるシーズンはベイトが豊富になる夏〜秋にかけてです。

特に10月頃はベイトも豊富かつ魚の適正水温で活性も高いため、よく釣れます。

冬〜春に掛けても出船されるところもありますが、ベイトの状況が安定せず釣果も安定しない場合が多いです。

落とし込み釣りのタックル

アンダーベイト タックル

地域によって使用するオモリは異なるため、地域の仕掛けに合わせたタックルを選びましょう。

ガンガン巻き上げて来れる強めのタックルが、オマツリなども避けられるため、おすすめです。

ロッド

落とし込み釣りの竿はオモリ負荷50〜150程度で6:4調子もしくは7:3調子、2〜3m程度の船竿を選びましょう。

さまざまな釣りへの汎用性を求める場合はライトゲームタイプ、安心感のあるやりとりをしたい場合は専用モデルがおすすめです。

地域の対象魚や使用するオモリに適したものを選びましょう。

tsuki
tsuki

シマノのライトゲームモデラートシリーズは対応するオモリ負荷も幅広く、さまざまなエリアで使えるのでおすすめです。

ロッドの選び方やおすすめアイテムを以下記事で紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてください↓

リール

リールはベイトを素早く掛けるために手返しのよい電動リールがおすすめです。

シマノでは800番から、ダイワでは300番程度からのサイズが適しています。

操作性を重視するならコンパクトなリール、大型魚もガンガン巻き上げて獲りたい方は大型のリールを使用しましょう。

tsuki
tsuki

フォースマスター800が軽量で扱いやすくおすすめで、筆者も使用中です。ブリクラスでも問題なく獲れ、近海では十分なパワーを備えています。

適したリールの選び方とおすすめの機種を別記事でまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてください↓

PEライン・リーダー

PEラインは3〜4号を200m以上、リーダーは10号以上用意しておきましょう。

仕掛け

アンダーベイト 仕掛け

仕掛けは細くて鈎数が多いものはベイトが良く掛かりますが、切られやすくトラブルも増えます。

慣れていない場合は3〜5本針程度の扱いやすいので針数のものを選びましょう。

エダスの号数は青物狙いなら最低でも8号くらいあると安心です。

tsuki
tsuki

フラッシャーの有無などでも状況によって小魚の掛かりは変化するため、さまざまなタイプを持っておきましょう。

あると超便利な「シマノ 探見丸」

シマノ 探見丸

対応している遊漁船であれば魚探と連動し、船縁で確認できるのでどこに小魚の群れがいるか一目瞭然!

小魚を掛けやすくなるのでかなり効率の良い釣りが実現できますよ。

アンダーベイトでは絶対に持っておきたいアイテムで、もちろん他の船釣りでも出番もありますので余裕がある方は用意しておいて損はないでしょう。

落とし込み釣りの釣り方

落とし込み釣りの釣り方を簡単に紹介します。

基本を抑えて釣果を上げましょう。

ベイトを掛ける

ポイントに到着すれば船頭さんからの指示で仕掛けを投入していきます。

ベイトが泳いでいるタナは魚探を見ている船頭さんから指示があるので、指示を頼りに仕掛けを降ろしたり巻き上げたりしてベイトを掛けます。

掛かりにくい場合は竿でゆっくり操作するなどして誘いましょう。

誘い

ベイトが掛かったらゆっくりとベイトが掛かったタナより仕掛けを落としてアタリを待ちましょう。

基本は待つだけで十分で、本命に追われるとベイトが暴れだします。

しばらく待ってアタリがない場合や、ベイトの動きが悪い場合は弱っていたりベイトが外れている場合もありますので一度仕掛けを上げて確認しましょう。

アタリ〜アワセ

ベイトが暴れても直ぐにアワセると掛からない場合が多いので、竿が引き込まれるまでは待ちましょう。

竿を少し下げて送ってあげると喰い込みもよくなる場合が多いです。

竿が引き込まれたらゆっくり大きい幅できっちり針を掛けるようにアワセます。

やりとり

やりとりは無理をしない範囲でできるだけ速く巻上げましょう。

青物はよく走るため、もたもたしていると他の釣り人の仕掛けとオマツリして獲れる確率が下がります。

パワーのあるロッドとリールで竿を起こして魚の頭をこちら側に向けてやりとりすると楽です。

落とし込み釣りで釣るコツ

落とし込み釣りで釣るためのコツをいくつか紹介します。

ぜひ、参考にしてください。

エサはマメに交換

エサは元気のいいエサを常に付けましょう。

よく掛かるタイミングでは新しいベイトをどんどん付けて、交換しながら釣ります。

掛からないタイミングもあるため、バケツなどに掛かったベイトを数匹活かしておくのも有効な場合があります。

小型の遊漁船が有利

遊漁船は小型の遊漁船を選んだ方が好釣果になりやすい傾向があります。

ベイトの移動が速いことが多いため、小回りのきく小さい遊漁船が有利です。

乗船定員も少なく、一人あたり釣れる数も比較的多くなります。

丁寧に操作する

ベイトを弱らせないために仕掛けの動きは最小限にしましょう。

着底させる時もサミングでブレーキをかけできるだけゆっくり着底するとハリが外れにくいです。

誘いを入れる場合もゆっくりと竿を上げて下げましょう。

アンダーベイトで憧れの大物をゲット!

アンダーベイトで釣果を上げるにはできるだけ早く活きのよいベイトを付けるのが重要といえます。

アンダーベイトはベイトさえ付けば大物が狙える確率が高い釣りです。

ぜひ、適切な釣り方と道具で思い出に残るような大きな魚を狙ってみてください。

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