タチウオ釣りは手軽に引きの強い魚が釣れることで大人気の釣りです。
特にウキ釣りは操作も多くなく、初心者のかたでも釣れるのでおすすめです。
本記事では関西の釣具店に勤務していた元釣具屋の筆者がタチウオのウキ釣りの各アイテムや釣り方、釣るコツを解説します。
タチウオのウキ釣りをする際の参考にしてください。
ウキ釣りの釣れる時期・時間

タチウオをウキ釣りで釣るのにおすすめの時期や時間を解説します。
回遊魚のタチウオを釣るにはタイミングを抑えるのもかなり重要です。
釣れる時期

堤防からタチウオが釣れる時期は夏〜秋に掛けてです。
大阪湾ではお盆頃から徐々に釣れはじめ、12月頃までがメインの釣期。
水温や回遊次第で上記以外の時期も釣れます。
釣れる時間

ウキ釣りで釣れる時間は夕方〜夜がメインです。
夕方はまだエサ取りも多い場合がありますので、特に夜の時間帯がおすすめ。
日没直後が最も釣りやすいですが、夜中でも回遊次第でよく釣れます。
ウキ釣りの釣れるポイント

ウキ釣りで釣れるポイントはある程度水深と潮流がある沖向きのポイントがおすすめです。
内湾より外海に面しているポイントを選びましょう。
堤防では先端や角付近は潮通しもよくタチウオが回遊してきやすいため狙い目です。
タチウオのウキ釣り仕掛け

タチウオのウキ釣り仕掛けは半遊動のウキ釣り仕掛けです。
夜釣りがメインですので電気ウキを使います。
ロッド
ロッドは長さが3.6m以上の磯竿を選びましょう。
仕掛けの長さが長いため、ある程度長さがあるロッドが扱いやすくおすすめ。
硬さは3号程度で、ガイドの径が大きい遠投用ロッド飛距離も伸びるのでいいですよ。

プロマリンのブルーベイ太刀遠投は3000〜4000円程度ながらスペック的にも最適で入門におすすめ!
タチウオのウキ釣りに必要な竿の選び方やおすすめ機種については以下の記事でまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてください↓
リール
リールはナイロンラインの3〜4号が100m程度巻けるスピニングリールの3000〜4000程度を選びましょう。
電気ウキによってはかなり重量があるものもありますので、大きめのリールが巻き取りが楽でおすすめです。
できるだけ軽量のものがおすすめですが、高価なものは必要ありません。

ダイワのレブロスが入門機種ながらかなり軽量で使いやすいです!
入門にはコレ!
タチウオのウキ釣りに必要なリールの選び方やおすすめ機種については以下の記事でまとめていますので、こちらもぜひ参考にしてください↓
ライン
ラインはナイロンラインの3〜4号を100m程度を用意しましょう。
巻きグセが付いたり、白く濁るようでしたら交換します。

サンラインオールステージはリーズナブルながら強度も問題無しです。
仕掛け
慣れないうちはセット仕掛けを選んでおけば、簡単に仕掛けが組めるためおすすめです。
ウキの号数は2〜3号程度のものがオールラウンドに使えます。
無くなった時のことを考えて2セットほど用意しておくのが無難です。

冨士灯器のセット仕掛けは全て入っていて使いやすいです。
仕掛けも2種ついていて状況によって合わせられます。
タチウオの仕掛けの詳細はこちら↓
エサ
タチウオ釣りの定番のエサはキビナゴかサンマやサバの切り身です。
キビナゴの方が若干喰い込みがよく、切り身はエサ持ちが良い特徴があります。
活性などに合わせて使い分けましょう。

基本はキビナゴでOK!
ウキ釣りの釣り方

ウキ釣りで釣るタチウオの釣り方の基本を解説。
基本をきっちり覚えて釣れるタイミング釣行すれば確実に釣れます!
仕掛けの投入
仕掛けのセッティングが完了したら、後方を確認して前方に竿を振り抜いてキャストします。
着水直後に少しだけリールを巻いて仕掛けを張り、直線になった状態にしておくと絡みも防止できます。
腕の力だけでキャストすると刺しエサが飛んでいくこともあるので、ロッド全体にゆっくりと重みを乗せながらキャストしましょう。

遠投も大事ですが、エサが取れないようにしましょう。
仕掛けを流す
仕掛けを一直線にしたら一度余分な糸を出して糸を送ってあげます。
これをすることで流すポイントから外れずに、スムーズに仕掛けが落ちていきます。
仕掛けがタナまで落ちきったらウキに力が掛かって少しだけ沈むので、この時はリールのベールを開けて流れに合わせてゆっくりと糸を送ってあげます。

置き竿でもいいですが、ライン操作はきっちりとやっておくと仕掛けも綺麗に流れます。
アタリ〜アワセ
アタリがあるとウキが沈みます。
タチウオの場合は咥え込んでいない場合もありますので、すぐに合わせず少し待ちます。
ウキが海中に沈み込んでしばらく浮いて来ない状態であれば、咥え込んでいる確率が高いため、余分な糸フケをゆっくりとってから大きな幅でアワセましょう。

焦らず一呼吸。
やりとり
タチウオが掛かったら竿を立てて一定の速度で巻いてきましょう。
途中で急に軽くなってもタチウオが泳いでいないだけで掛かっている場合も多いためm油断せずに最後まで巻いてきましょう。
緩めてしまうと針ハズレの原因になります。

手前まで来たら一気に抜き上げ。
大型なら玉網を使いましょう。
ウキ釣りで釣るコツ

筆者がタチウオのウキ釣りをする時に意識しているコツを紹介します。
ぜひ、実釣時に思い出して使ってみてください。
タナをマメに変える
タチウオはさまざまな層を回遊しながら泳いでいるので、アタリが少ない場合はウキ止めの位置を変えて、仕掛けが流れる層を変えましょう。
エリアにもよりますが、タチウオは大体2ヒロ〜2ヒロ半くらいの層を泳いでいることが多いため、釣り始めのタナはこのあたりに設定しておくのがおすすめです。
活性が低い場合は少し深いタナ、活性が高い場合はかなり浮いてくる場合もあります。

面倒ですがマメにやるのがおすすめ。
アワセの時は竿で聞いてみる
ウキが沈んだ場合はゆっくりと糸フケをとって竿でタチウオの動きを確認してみましょう。
タチウオに違和感を与えない程度にゆっくりとリールを巻き取り竿を立てます。
仕掛けが張られた状態ですので竿先にタチウオの動きが伝わり、竿が引き込まれた時はタチウオが咥えて走っているのでこの時にアワセるとかなり掛かりやすいです。

タチウオに気付かれないくらい慎重に巻きましょう。
オマツリには十分注意
仕掛けの流し過ぎで隣の人とオマツリするのには十分に注意しましょう。
オマツリしてしまうと仕掛けが海中に入れている時間が短くなってしまうため、結果的に釣れるタイミングを逃してしまいます。
隣の釣り人の正面まで仕掛けが流れていきそうになったらマメに回収して投げ直して下さい。

トラブルを防止するためにも混んでいるポイントに入る場合は隣の人に声を掛けておきましょう。
これだけでだいぶ皆さん寛容になります(例外もあるけど)
ポイントを抑えれば絶対釣れます!

ウキ釣りは操作も多くなく、基本の釣り方と釣れるタイミングさえ逃さなければ初心者の方でも比較的タチウオは釣りやすい釣り方です。
道具も高価なものは必要ありませんので、最低限の適切な装備を整えてチャレンジしてみて下さい。
タチウオはウキ釣り以外でもさまざまな釣り方で釣れますので、他の釣り方もチャレンジしてみたいという方は以下の記事も参考にしてみて下さい↓
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