船からのカワハギ釣りは、専用の道具も多く、専門性が高くて難しそうと捉えられがちなジャンルの釣りです。
しかし実際は、基本的なタックルと釣り方さえ押さえれば、初心者でも十分に釣果が期待できる釣りでもあります。
この記事では、
- 船カワハギ釣りとはどんな釣りなのか
- 初心者でもできる理由
- 最低限知っておくべき道具や釣り方
を入門者向けに分かりやすく解説します。
「まず何を知ればいいのか」「どうすれば釣れるのか」を整理しながら進めるので、
これから船カワハギに挑戦したい方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
※本ページはアフィリエイト広告を利用しています
この記事を書いた人:Tsuki

「釣り方を理解し、正しい道具を選ぶこと」が釣果への最短ルート、という考えのもと記事を作成しています。
当ブログでは、実際に道具に触れてきた経験をベースに“リアルに役立つ情報”だけを解説しています。

SNSではタックル相談なども受付ていますので、お気軽にどうぞ。
目次
船カワハギってどんな釣り?

カワハギは、食味の良さとゲーム性の高さから、近年は船釣りでも人気の高いターゲットです。
エサを一瞬で取ってしまうことから「エサ取り名人」とも呼ばれており、ただエサを付けて待つだけでは、なかなか釣れません。
船カワハギ釣りでは、仕掛けを積極的に操作し、小さなアタリを掛けていく駆け引きが特徴です。
釣り方やタックルがある程度型化されているため、ゲーム性が高く、初心者でも段階的に上達しやすい釣りとして確立されています。
船カワハギの釣れる時期・シーズン
- 主なシーズン:秋〜冬
- 最盛期:水温が下がり始める秋口〜初冬
地域差はありますが、多くのエリアで「秋になると船カワハギが始まる」という流れが定着しています。
水深・ポイント・楽しめる地域
- 水深:20〜40m前後
- 海底:砂地・砂泥底が中心
東京湾を中心に大阪湾や和歌山・徳島などでも人気が高まっています。
近年は日本海側でも注目され始め、楽しめるエリアが増えてきているジャンルです。
船カワハギ釣りは初心者でも楽しめる?

船カワハギ釣りは、船釣りやカワハギ釣りが初めての方でも十分に楽しめる釣りです。
一見すると難しそうに見えますが、実際は初心者向きの要素が多く揃っています。
船宿のサポートが手厚い
船カワハギでは、船長がその日の状況に合わせて
- ポイント選定
- 水深
- オモリ号数
まで細かく指示してくれます。
そのため、初心者が自分で全てを判断する場面はほとんどありません。
釣り方が「型化」されている
船カワハギの基本動作は非常にシンプルです。
- 着底させる
- 誘って
- 止めて
- アタリで合わせる
この流れが明確なため、釣れている人の動きを真似しやすく、再現性が高いのが特徴です。
上達の理由が分かりやすい
船カワハギは、
- エサの付け方
- 誘いの強さ
- 止めの長さ
といった違いが、そのまま釣果に反映されます。
つまり、
「なぜ釣れたのか」「なぜ釣れなかったのか」を理解しやすい釣り
という点が、初心者に向いている大きな理由です。
注意点:簡単=何もしなくて釣れる、ではない
初心者向きとはいえ、
「放っておけば釣れる釣り」ではありません。
ただし、
基本動作を守るだけで釣果が安定しやすい
という意味で、入門に非常に適しています。
本命外道問わずアタリも多い釣りではありますので、退屈するケースは少ないです。
船カワハギの基本タックル|「専用」が前提

船カワハギ釣りでは、専用タックルを使うかどうかで難易度が大きく変わります。
特に竿は、カワハギ特有の小さなアタリを取るために作られており、汎用竿では再現性が下がります。
ここでは、最低限覚えておくべきタックルや仕掛けの全体像を紹介します。
竿(ロッド)
- 船カワハギ専用竿:30号前後のオモリに対応
- 長さの目安:1.7〜1.8m前後
穂先が繊細で、エサを取る瞬間の違和感を目で見て判断できるのが特徴です。
▼船カワハギ竿の選び方&おすすめ
リール
- 小型の両軸リール
軽量なベイトリールなら何でもOK - PEライン0.6〜0.8号が150m以上巻けるもの
リールのパワーは必要ないため、軽量で操作性を重視したものを選びましょう。
▼船カワハギリールの選び方&おすすめ
ライン/リーダー
- PEライン0.8号前後/150m以上
- フロロカーボン3号(12lb)前後/1.5m前後
PEラインの先端にリーダーを接続します。結束はFGノットなど摩擦系ノット推奨
細すぎる必要はなく、扱いやすさを優先した太さで問題ありません。
仕掛け
針先は非常に痛みやすく、針の交換が多い釣りです。
そのため、替え針は必ず用意しておきましょう。
ハリス止め仕様の仕掛けを選ぶと、交換がスムーズです。
オモリ
- 25〜30号が中心
※必ず船宿指定を最優先 - 派手なカラーのものがおすすめ
オモリ号数は海域や潮流で変わるため、
自己判断はせず、遊漁船の指示に従うのが鉄則です。
エサ
扱いやすさからアサリが定番エサです。
塩で締めることにより、硬さを調整し、状況に対応します。
青イソメなどの虫エサも、食いが渋い時の切り札として用意しておくと安心です。
オモリ号数の自己判断はトラブルの原因になる
汎用竿の流用はアタリが分からず失敗しやすい
船カワハギの釣り方

- 着底させる
- 誘う
- 止める
- アタリで合わせる
船カワハギの基本動作は、上記の4ステップだけです。
この流れを崩さず繰り返すことが、最短で釣果を出すコツです。
① 着底させる
仕掛けを投入し、オモリが海底に着いたら糸ふけを取ります。
カワハギが浮いていない場合、オモリが底から浮いているとアタリが出ません。
常に「底を取る」意識が重要です。
② 誘う(小さくが基本)
竿先を使って、オモリを底から数cm持ち上げるイメージで誘います。
- 竿先を小刻みに上下
- 強く動かしすぎない
派手な誘いは不要で、小さな動きの繰り返しが基本です。
手順③ 止める(最重要)
誘った後は、必ず竿先を止めます。
この「止め」の瞬間に、カワハギはエサを噛みにきます。
- 止める時間:1〜3秒が目安
- 止めている間は穂先を注視
釣れる時間=止めている時間
と覚えてください。
手順④ アタリを見て即アワセ
カワハギのアタリは非常に小さいのが特徴です。
- 穂先が「コンッ」と入る
- モゾモゾと違和感が出る
- 少し戻る
こうした違和感が出たら即アワセます。
迷いは禁物です。
掛けてからのやり取り
アワセが決まったら、一定速度で巻き上げます。
暴れにくい魚なので、無理なやり取りは不要です。
エサ付けは丁寧に

船カワハギでは、エサの付け方ひとつで釣果が大きく変わります。
アサリは①水管の横から針を通して、②ズレにくいようベロを縫い刺し、③ワタに針先を埋め込んで固定するのが基本です。
特に初心者の方は、エサ付けを怠るとエサがすぐ取られてしまい、
「アタリが出ない」「何も起こらない」状態になりがちです。
- アサリは小さくまとめる
- 針先の位置はアサリの肝に
という意識でOK。
エサ付けは準備作業ではなく、釣りの一部として丁寧に行いましょう。
潮が速い時は底が取りにくい
集中力が切れるとアタリを見逃しやすい
初心者が最初に意識すべきコツ

船カワハギは、ちょっとした考え方の違いで釣果に差が出やすい釣りです。
ここでは、初心者の方が最初に意識しておきたいポイントを、実釣ベースで分かりやすくまとめました。
「止め」が釣りの中心だと理解する
船カワハギでは、
誘っている時間より、止めている時間のほうが重要です。
釣れない時ほど、
- 誘いが多くなる
- 動かし続けてしまう
という傾向がありますが、これは逆効果。
「止めている間に釣れる」という前提をまず理解しましょう。
釣れている人を観察する
初心者が最短で上達する方法は、
同船で釣れている人の動きを真似することです。
特に見るべきポイントは、
- 誘いの強さ
- 止めている時間
- 竿先の動きの少なさ
釣れている人ほど、動きが小さく、一定のリズムで釣っています。
釣れない時間=練習時間と考える
船カワハギは、常に釣れ続ける釣りではありません。
食いが止まる時間帯も必ずあります。
そんな時は、
- エサ付けを丁寧にする
- 誘いと止めのリズムを確認する
- 竿先への集中力を保つ
といった基礎の見直しに時間を使いましょう。
釣れない時間をどう使うかで、後半の釣果に差が出ます。
数釣りより「1匹の価値」を重視する
初心者のうちは、
数を追いすぎないことも大切です。
- どの動作で釣れたのか
- どの止めで食ったのか
を意識すると、同じ1匹でも得られる経験値が大きく変わります。
周囲を見ず自己流に固執すると伸びにくい
初心者のよくある失敗と対策

船カワハギで釣れない原因の多くは、技術不足ではなく「よくある失敗」をしているだけの場合がほとんどです。
ここでは、初心者が陥りやすい失敗と、その場ですぐ実践できる対策をまとめました。
失敗① 動かしすぎてしまう
原因
- 釣れない時間が続くと、不安から誘いを増やしてしまう。
対策
- 誘いは小さく
- 止めの時間を長めに取る
「釣れない時ほど止める」を意識してください。
失敗② アタリが分からない
原因
- 汎用竿を使っている
- 穂先を見ていない
対策
- 船カワハギ専用竿を使う
- 仕掛けを止めている間、穂先だけに集中する
感触(手感度)だけでなく、目感度も重要。
失敗③ エサがすぐ無くなる
原因
- エサが大きすぎる
- 付け方が雑
対策
- アサリは小さく・丁寧に付ける
- 針先の位置は、アサリのワタ部分に
失敗④ 底が取れていない
原因
- 潮が速い
- 着底確認を怠っている
対策
- こまめに着底を確認
- 分からなくなったら一度底まで落とす
底が取れていないと、釣り自体が成立しません。
失敗⑤ 自己流に固執してしまう
原因
- 周囲を見ていない
- アドバイスを取り入れていない
対策
- 釣れている人の動きを観察
- 船長・中乗りのアドバイスを素直に聞く
最短ルートは「真似ること」です。
1つ直しても釣れない場合がある(複合要因が多い)
焦ると複数の失敗を同時に起こしやすい
船カワハギのよくある質問

船カワハギを始めるにあたって、初心者の方が不安に感じやすいポイントをQ&A形式でまとめました。
事前に知っておくことで、初めての釣行でも安心して楽しめます。
Q. 船釣りが初めてでも大丈夫ですか?
A. 問題ありません。
船カワハギは、船長や中乗りが水深・ポイント・オモリ号数まで指示してくれるため、
船釣り未経験者でも始めやすい釣りです。
Q. どれくらい釣れるものですか?
A. 日や海域によって差があります。
初心者の場合、数匹〜二桁前後が目安になります(※暫定)。
経験を積むほど釣果が伸びやすい釣りです。
Q. レンタルタックルでも釣れますか?
A. 釣れますが、専用竿がおすすめです。
レンタルでも成立しますが、
専用竿のほうがアタリを取りやすく再現性が高いのが事実です。
Q. 服装や持ち物で気をつけることは?
A. 防寒対策を最優先してください。
秋〜冬が中心の釣りなので、
- 防寒着
- 手袋
- ネックウォーマー
があると集中力を保ちやすくなります。
Q. 酔いやすい人でもできますか?
A. 対策すれば問題ありません。
- 事前に酔い止めを服用
- 前日はしっかり睡眠
- 船の中央付近に座る
といった基本対策で、かなり軽減できます。
沖合で釣れる魚ではないので、荒れにくいポイントも多いです。
Q. 初心者が最初に意識すべきことは?
A. 「誘って止める」を守ることです。
難しいことは考えず、
基本動作を崩さないことが一番の近道になります。
まとめ|船カワハギは「基本」を押さえれば十分

船カワハギ釣りは、「専用タックル」+「誘って止める」という基本を守ることで、
初心者でも十分に釣果が期待できる船釣りです。
- まずは基本動作を崩さないこと
- 釣れない時間も練習だと割り切ること
- 分からなければ周囲や船長に頼ること
この3つを意識するだけで、船カワハギは確実に「楽しい釣り」になります。
船カワハギに慣れてきたら、次はタックルを少しずつ理解していくのがおすすめです。
▼船カワハギ竿の選び方&おすすめ
▼船カワハギリールの選び方&おすすめ


