シマノ フォースマスター 800は400番から2000番までの守備範囲をカバーすることをテーマに設計された中型の電動リールです。
手持ちでも対応できる軽量さと強い巻上げ力で汎用性は高く、2015年に発売されて以来人気もかなり高め。
本記事では筆者も使用しているフォースマスター 800を使ってみた印象をまとめてみましたので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。
フォースマスター 800のスペック
ギア比 | 最大ドラグ力 | 自重 | 糸巻き量 | 巻き取り長さ | ハンドル長 | 定価 |
4.4 | 11.5kg | 545g | PE3号-300m | 61cm | 60mm | 79,000円 |
定価は79,000円ですが3割引きで55,000円前後で販売されているところが多いです。
シマノ巻上げ力 | 実用巻上げ持久力 | 最大巻上げ速度 |
59kg | 7kg | 190m/分 |
同サイズのプレイズ800ではシマノ巻上げ力49kg、実用巻上持久力が6kgでフォースマスター800がパワー高めです。
機種 | 最大巻上速度 | 実用巻上速度 1kg負荷 | 実用巻上速度 2kg負荷 | 実用巻上速度 3kg負荷 |
フォースマスター 800 | 190m/分 | 138m/分 | 129m/分 | 114m/分 |
プレイズ800 | 190m/分 | 145m/分 | 137m/分 | 128m/分 |
最大巻上げ速度に関してはプレイズと同じですが、負荷を掛けるとプレイズの方がやや速めの巻き上げ速度のようです。
フォースマスターの方がトルクが高いモーターが採用されてて、高負荷への対応力がある感じですね。
フォースマスター 800のここが凄い!
フォースマスター800を使ってみていいなと感じた点を挙げてみました。
さまざまな釣りに活躍できるスペックを備えています。
自重
自重は545gで手持ちでもなんとか使えるくらいの重さです。
流石に片手で激しい操作はしんどいですが、両手を添えてのジャークなどなら特に苦にも感じません。
巻上げ力
巻上げ力は高く、青物相手でもガンガン巻上げてこれます。
ブリクラスなら難なく対応できる巻上げ力で近海の釣りはほぼコレ1台でカバーできるレベルです。
親指操作が楽なスマートコントロール
ダイアル、クラッチ、ちょい巻きが親指一つで全て可能な配置にされています。
スムーズな操作で手返しを上げてくれるので便利です。
見やすい液晶
プレイズやフォースマスター 400より見易い大型の液晶パネルが採用されています。
水深の確認などに便利。
こんな釣りにおすすめ!
フォースマスター800汎用性が高いため、筆者もさまざまな釣りに使用してきました。
各釣りの使用感などをまとめましたので参考にしてください。
近海の落とし込み釣り(アンダーベイト)
オモリ60号使用の和歌山中紀方面や北陸方面のアンダーベイトに使用。
80cm以上のブリクラス、中型のヒラマサ、カンパチくらいなら難なく上げられました。
青物に対応できる巻上げ力を持つクラスではだいぶ軽量で操作性は抜群です。
中深海ジギング
水深300m、300g前後のジグを使用した中深海ジギングも対応できました。
PE1.2号-600mは巻き取れるので特に問題はありません。
アカムツやキンメダイなど小型の中深海のターゲット向きです。
天秤フカセ
オモリ100号使用の天秤フカセに使用。
ハマチダブルヒットの状態でオマツリを避けるために全速巻きしているとちょっとしんどかったので、もう1つ上の番手を使用した方がよかったかもしれません。
マダイやイサキの天秤フカセでは問題なく対応できます。
タチウオテンヤ
タチウオテンヤでは高い巻上げ力を活かして大型のタチウオでも対応できます。
ラインキャパも多いため、タチウオテンヤにありがちなタカ切れやオマツリ対策もできます。
片手での素早い誘いは小型の400番がおすすめですが、置き竿や普通の誘いなら800番もおすすめです。
その他
その他の釣りでは試していませんが、使用してきた感じではアジ釣りやヒラメ釣り、泳がせ釣り、電動タイラバ、イカ釣りなどは問題なく使えそうなスペックだと思います。
近海の釣りではほとんど対応できそうですね。
とりあえずの1台ならフォースマスター800!
手持ちで使えるコンパクトさと十分な糸巻き量、高い巻上げ力で汎用性の高さは抜群のリールです。
1台でさまざまな釣りをしたいという方には最もおすすめの電動リールですので、ぜひ検討してみてください。
発売から結構経ってるので、そろそろモデルチェンジも気になるところですが、現モデルでも十分なスペックは備えていておすすめですよ。
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