ビンチョウマグロ狙いのジギングでは、重いジグを使用するため、小型のリールでは対応できません。
ビンチョウマグロ自体は小型といえど、時には20kgを超す大型サイズやキハダマグロがヒットする場合もあります。
アクションにもファイトにもリールのパワーが必須となるため、快適にトンジギを楽しむためには、相応のリールが必要です。
本記事では、トンジギに適したリールの選び方とおすすめのリールを紹介します。
※本ページはアフィリエイト広告を利用しています
この記事を書いた人
当ブログにお越し頂きありがとうございます!Tsukiと申します。
魚を釣るには、まず釣り方を理解して、適切な道具を選ぶのが近道です。
当ブログでは、日頃から沢山の商品に触れている筆者が、経験に基づく釣り方や本当におすすめできるアイテムを厳選して紹介しています。
実際の使用感やお客様・業界人の口コミなど、リアルに基づいて選定していますので、その辺のまとめ記事よりは信用してもらっても良いですよ!笑
お問い合わせやタックル相談などはSNSのDMなどでも受け付けてますので、お気軽にどうぞ。
判る範囲でお答えします↓
トンジギはベイトリールが主流
トンジギには、重いジグが操作しやすいベイトリールが最適です。
構造上、スピニングリールよりトルクがあり、重心的にも疲労を感じにくくなります。
トンジギで多いフォールのアタリが判りやすいのもメリットです。
トンジギに適したリールの選び方
トンジギのリールを選ぶ際は、
上記4つのポイントを確認しておきましょう。
リールサイズ(番手):PE4号-300m
リールは、PE4号を300m以上巻けるサイズを基準にしましょう。
シマノ製ジギング用ベイトリール(オシアジガー・トリウム)なら2000番以上選んでください。
ダイワ製は、キャタリナもしくはソルティガの15サイズです。
シマノの1500番サイズは、使えないこともないですが、ラインキャパとドラグ力の観点から少々スペック不足です。
最大ドラグ力:8kg以上
最大ドラグは、8kg以上を基準にしましょう。
トンジギでは初期のドラグ設定を5〜7kg程度までかけ、あとはやりとりに応じて調整します。
最大ドラグ7kgのリールだと常にフルドラグでのやりとりを強いられる状況もあるため、8kg以上のドラグ力があると安心です。
ギア比:XG以外
ギア比は、ハイギアでもパワーギアでも好みで選んで問題ありません。
個人的には、巻き取りが楽なパワーギアやノーマルギア(MG)がおすすめです。
構造上、ギア比を上げても大きく巻上げトルクが低下するワケではないので、HGでも十分使えます。
ただし、速く巻くメリットはあまりないため、巻取りがしんどくなるXGは推奨しません。
レバードラグの必要性
レバードラグは、大きな魚とやりとりする際にメリットが多いです。
1クリックでどれくらいドラグ力の調整をできるかを把握しておくことによって、素早く正確なドラグ調整できるため、使い慣れると強い武器になります。
また、スタードラグのリールより大きなドラグワッシャーが搭載できるため、ドラグの安定性が高いのもメリットです。
カウンターの必要性
水深のイメージがしやすいため、カウンターはあった方が良いです。
ただし、トンジギに必要なラインキャパを備えたカウンター付ジギング用ベイトリールは、現状ありません。
カラーマーキングが採用されているPEラインで水深を把握するようにしましょう。
カウンターが必要な場合は、高額ではありますが、電動リールも検討してみてください。
トンジギのスピニングリール
スピニングリールでもトンジギは楽しめますが、活躍できる場面は凪で風が無い状況くらいです。
300g以下の軽量なジグでも釣りが成り立つ場合を目安にしましょう。
ダイワ製でもシマノ製でも、番手は8000〜10000番、ギア比はPGが最適です。
ベイトタックルと併用することによって、使う筋肉も変わるので、疲労を軽減することもできます。
トンジギの電動リール
タックルは重たくなりますが、電動リールを使えば、楽なトンジギが展開できます。
シマノ製電動リールは1000〜2000、ダイワ製電動リールは300番サイズが適しており、高負荷に対応できる電動ジギング対応モデルが安心です。
船によってはバッテリーが必要になることもあるなど、コスト面はかかる点がネック。
バッテリーを用意する場合は、10Ah以上の大容量モデルがおすすめです。
巻き上げる距離や負荷も大きいため、10Ah以下のバッテリーでは1日もたない場合があります。
トンジギおすすめベイトリール4選
トンジギに最適なジギング用ベイトリールをピックアップしました。
ぜひ、リール選びの参考にしてください。
【シマノ】オシアジガー Fカスタム 2000NRHG
シマノ製ジギング用ベイトリールの定番モデルです。
トンジギに必要十分なスペックを備えているリールの中では、もっともリーズナブル。
耐久性や巻き上げ力・価格面から、トンジギでは圧倒的なシェアを誇るリールです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
595 | 6.2 | 10 | 117 | 4-300 | 62,000 |
ポイント
フォールレバーが不要ならノーマルモデルでもOK!トンジギで使用するシーンはあまりありません...。
【ダイワ】ソルティガ 15-SJ
ダイワ製ジギング用ベイトリールのフラッグシップモデルです。
新設計のハイパードライブデザインが採用されており、パワフルな巻き上げ性能と耐久力を実現。
ヘビーウエイトなジグでも、驚くほど軽く巻き上げられます。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
480 | 6.3 | 10 | 103 | 4-300 | 80,000 |
ポイント
SJモデルはハンドル仕様とリールフット位置が異なる特別仕様です。
【エイテック】マーフィックス C3-RH
ロングセラーとなっているレバードラグリールのコンパクトモデルです。
ボディーサイズ設計により、ローギアながら巻き取り量100cmを確保。
巻上げトルクによって、負荷を軽減してくれるリールです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
660 | 4.8 | 8 | 100 | 3-600 | 76,000 |
ポイント
C3はカーボンドラグワッシャーが採用されており、スムーズなドラグ性能になっています。
【スタジオオーシャンマーク】ブルーヘブン L50Hi
ハイスペックなレバードラグリールとして評価の高いシリーズです。
ハイドラグでも安定した性能を発揮する、コルクドラグワッシャーを搭載。
強度に優れる大口径ギアによって、ハイギア仕様ながら巻上げ力に優れているのも魅力です。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
515 | 6.3 | 10 | 110 | 4-450 | 89,500 |
ポイント
構造が単純なので、セルフメンテナンスしやすいのもポイント。
トンジギおすすめスピニングリール3選
トンジギに対応できるスピニングリールのおすすめ機種をピックアップしました。
【シマノ】ツインパワーSW 10000PG
アルミ製のボディとローターを採用した高剛性なスピニングリールです。
10000番以上のモデルにはヒートシンクドラグを搭載。
放熱性に優れた設計によって、ドラグ力の低下を抑制してくれます。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
615 | 4.9 | 25 | 102 | 4-400 | 79,800 |
ポイント
8000番でも良いですが、トンジギにおいては、ヒートシンクドラグが搭載された10000番が安心です。
【ダイワ】ソルティガ 10000-P
ダイワ製ジギング用スピニングリールの最上位機種です。
ボディ内部のスペースを広くとれるモノコックボディに大型ギアを搭載しており、強度を大幅に向上。
14枚のドラグワッシャーで構成されるドラグシステムは、耐久力も抜群です。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
645 | 4.8 | 25 | 98 | 4-400 | 127,300 |
ポイント
ステラSWより巻き上げのパワーがあり、強い負荷がかかった時に楽に巻ける印象です。(個人の見解)
【シマノ】ステラSW 10000PG
シマノ製ジギング用スピニングリールの最上位機種です。
フルメタルボディの設計やピニオンギアの仕様、各部ベアリングの追加により、ツインパワーSW以上の軽快な巻き上げを実現。
抵抗の少ない特殊表面処理を施したラインローラーも搭載されています。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
670 | 4.9 | 25 | 102 | 4-400 | 132,400 |
ポイント
巻きの軽さやドラグ性能を求めるならステラSWがおすすめです。
トンジギおすすめ電動リール
トンジギに対応できるおすすめ電動リールをピックアップしました。
【ダイワ】シーボーグ G300J
ハイパワーかつ高耐久のマグマックスGモーターを搭載した電動ジギング対応電動リールです。
軽量設計により、電動リールながら高い操作性を備えています。
長めのハンドルとハイギア設定により巻上げ長さも確保されており、手巻きでもしっかり誘いができるリールです。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
575 | 6.0 | 16 | 83 | 4-300 | 114,000 |
ポイント
ジョグパワーレバーの搭載によって片手操作しやすいのも魅力。
【シマノ】ビーストマスター 2000
電動ジギングに対応できるようギアシステムを大幅に強化した電動リールです。
ハイパワーかつハイスピード、長寿命なブラシレスモーターを搭載。
探見丸対応船では、簡易魚探機能も使えて便利です。
自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | 巻取り長さ(cm) | PE糸巻量(号-m) | 定価(円) |
690 | 5.1 | 15 | 70 | 4-400 | 146,600 |
ポイント
筆者も現在愛用中のリールです。35kgのキハダも獲れたので、ビンチョウなら余裕です!
安いリールはNG!
シマノのトリウムやダイワのキャタリナなど、リーズナブルなリールでもトンジギはできます。
しかし、巻き上げ力などは値段相応ですので、やはりしんどいと感じるシーンが多いです。
楽に釣りをしたいなら、最低でもシマノのオシアジガーを推奨します。
スピニングリールに関しても、ツインパワーSWやセルテートSWクラス以上が理想です。
ハイスペックなリールでトンジギに挑もう!
重いジグを1日中しっかりと誘い続けることが、釣果への近道です。
思わぬ大物が掛かることも珍しくない釣りですので、やりとりでは強い負荷も想定されます。
確かな耐久性と巻き上げ力・ドラグ性能は必須ですので、リーズナブルなモデルよりできるだけハイスペックなリールを選びましょう。
トンジギに必要なリール以外のアイテムや基本的な釣り方は、以下の記事でもまとめていますので、ぜひ参考にしてください↓
楽天市場やYahooショッピングも、買い周りやクーポンなどタイミングによってはお得ですが、常時安いのは基本Amazonですね。
プライム会員になってない方は、初月無料で好きなタイミングで解約できるので、一度試されてみては?