タチウオジギングに適したジグの選び方や仕掛のセッティング、おすすめジグを紹介！

タチウオジギングは、手軽なタックルで楽しめる釣りです。

手軽とはいったものの、ジグの選び方やフックセッティング、リーダーシステムなどが適切でないと望ましい釣果は得られません。

本記事では、タチウオジギングに適したジグの選び方やセッティング、おすすめのジグを紹介します。

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タチウオジギング専用ジグの必要性

一般的なジグは、青物や根魚などといったターゲット相手にテスト開発されているものがほとんどです。

遊泳力や捕食能力も異なるタチウオに対してどれだけ有効なのかは、状況次第ではありますが、微妙なところ。

実際に捕食が下手なタチウオに対して、大きなアクションが得意な普通のジグを使っても、なかなか釣れない状況もあります。

釣果を求めるなら、専用ジグを使う方が、有効なアプローチしやすいでしょう。

タチウオジギングに適したジグの選び方

タチウオジギングに適したジグの選び方を解説します。

ジグウエイトやカラー、ウエイトバランスなどを確認しておきましょう。

状況に応じた重さ（ウエイト）を選ぶ

ジグは地域にもよりますが、100〜200g程度までを使用することが多いです。

軽いと流されてオマツリ、重過ぎるとアクションが悪くなり、アタリも減ります。

軽量なジグでゆっくりフォールさせてアプローチするのが有効だったり、重いジグで素早くタナに入れる方が有効だったりと、状況にも左右されます。

水深や潮流、活性などに応じて、適宜変える必要がありますので、ウエイトのバリエーションは用意しておいてください。

カラーはパープル、シルバー系が定番

カラーは、シルバーやパープルなどの実績が多く、定番とされています。

その他、濁り潮や深場などの光量が少ない状況では、ピンクやグローなどのアピールカラーが有効です。

浅場や澄み潮など、光量が多い状況に対しては、赤やブラックなどシルエットでのアピールが強い状況もあります。

定番カラー含め、カラーバリエーションもできるだけ多く準備しておきましょう。

バランスの使い分け

ジグの重心(ウエイトバランス)によって、アクションも異なり、有効な状況が違います。

攻め方の幅が広がるので、バランスのバリエーションも用意しておきましょう。

後方に重心があるリアバランスのジグは、フォールスピードが速いのが特徴。

朝イチの高活性時など、幅広い層をテンポよく探る釣りに向いてます。

ジグの中心に重心があるセンターバランスのジグは、スライドする幅が大きく、ヒラヒラと水平にフォールするのが特徴です。

ジャークやフォールでのアピールが強く、ゆっくりジグを見せることができるため、釣れる層が絞れている場合や活性が低い状況に向いています。

タチウオジギングの仕掛け(セッティング)

ジグ選びも大事ですが、リーダーシステムやフックセッティングなども疎かにしてはいけません。

基本的なリーダーの選び方とフックの選び方を確認しておきましょう。

リーダーとの接続

一般的なジギングと同様、ソリッドリングとスプリットリングを使って、リーダーと接続します。

ソリッドリングの部分は、溶接リングやスイベルでも可。

左右非対称ジグの場合は、フォール姿勢を考慮して、フラット面側にフックをセッティングしましょう。

タチウオジギングのリーダーシステム

PEラインの先端にはリーダーを接続しますが、タチウオの歯は非常に鋭いため、リーダーの先にさらに太いリーダー(バイトリーダー)を接続してください。

10〜20号前後(40〜80lb)を50〜60cm以上接続しておけば、ある程度ラインブレイクは回避できます。

ワイヤーリーダーは切られませんが、アクションが悪くなって喰いも落ちるため、推奨しません。

結び目がなく、強度に優れる、テーパーリーダーを使用するのもおすすめです↓

タチウオジギングのフックセッティング

基本パターンは前後トリプル、フロントにワイヤーアシスト+リアにトリプル、前後ワイヤーアシストの3パターンです。

よく掛かるトリプルは高活性向け、ワイヤーアシストがジグのアクションを邪魔しにくく、低活性に向いています。

タチウオはお腹付近にバイトしてくることが多いため、フックポイントを腹部に配置し、フックの前後は重ならないようにしておくのがポイントです。

リアバランスなど垂直に上下することが多いジグは、アシストを長めにしておくと良いでしょう。

垂直に動いた時にフックポイントが腹部にきます。

センターバランスなど水平フォールするジグの場合は、ジグの近くにトリプルフックをセッティングすることにより、フッキングしやすくなります。

ジグにもよりますが、悩んだ場合はこのフックセッティングがバランスよく扱いやすいので、おすすめです。

フックは大きい方が掛かりますが、喰い渋った時に警戒されやすく、ジグのサイズに対して大き過ぎるとアクションも悪くなります。

コレというベストバランスは難しいので、適度なサイズ感を見極めましょう。

フックセッティングに関しては、レギュレーションがある遊漁船もあるので、釣行前はよく確認してください。

タチウオジギングおすすめジグ

タチウオジギングに適した専用のジグや専用ジグ以外のよく釣れる実績ジグを集めました。

実際に使用しているジグや店頭での売れ筋、口コミなどをもとにピックアップしてます。

その辺のまとめ記事などよりは信用できると思いますので、ぜひ参考にしてください。

【メジャークラフト】ファーストジグ タチウオ

沈下スピードの速いリアバランスのジグです。

貫通力に優れるフッ素コートのクアトロフックをフロントとリアに標準装備。

ビギナーの方でもフックセッティングに迷わず、すぐに使えて便利です。

【メジャークラフト】タチジギ道場 スタンダード

コンパクトなシルエットのリアバランスジグです。

引き重りが少なく、楽にワンピッチで誘えます。

弱めのアクションでタチウオが追いやすく、どんな状況でもアタリが多いジグです。

【ダイワ】鏡牙ジグ-H（フック付き）

タチウオの捕食行動を研究し設計した、センターバランスのジグです。

引き抵抗の少ない形状で、素直なフォールアクションでジグが横を向いて喰わせます。

タチウオの歯に対しても剥がれにくいHD塗装が採用されているのも魅力です。

【ジャッカル】アンチョビメタル TYPE-ゼロ

基本性能が詰まったバランスに優れるセンターバランスのジグです。

強過ぎず弱過ぎない絶妙なフォールアクションを演出。

4つの面が絶妙な明滅効果を生み、タチウオの本能に刺激を与えます。

【メガバス】サーベリスト スラッシュビート バックスライダー

若干フロントバランスよりの特殊形状により、バックスライドアクションを発生するジグです。

バックスライドのフォールアクションにより、横方向に誘えるのが大きな特徴。

一定のレンジをスローかつ丁寧にアプローチできます。

【ブルーブルー】フォルテン ミディアム

シーバスやタチウオなどライトジギングのメインターゲットに照準を合わせて開発された、リアバランスジグです。

コンパクトなシルエットは、喰い渋りや小型ベイトへの依存が強い時に効果を発揮し、フォールスピードも向上。

ヘッド部分はあえて、水を受ける形状を作り、効果的な波動を生み出しています。

【ガンクラフト】コソジグ

オールラウンドに使えるコンパクトな左右対称センターバランスジグです。

イレギュラーなアクションによって、強いアピールを演出。

フォール時はトルネードのように回転し、フラッシングで魚を寄せます。

【クレイジーオーシャン】メタボスイマー

ただ巻きでも釣れる左右対称センターバランスジグです。

ウォブリングする形状により、蛇行しながら自然なベイトのように泳ぎます。

フォール時は、水平姿勢のローリングフォールを発生し、タチウオに対しても効果的なアピールをします。

【ウロコ】ウロコジグ

あらゆる魚種に使える万能なセンターバランスのセミロングジグです。

軽い力で簡単に横を向いて、水平フォールアクションを演出。

テール部のエッジが抵抗となり、ブレーキをかけて失速するため、喰わせの間を勝手に入れて釣れるジグです。

結論、専用ジグが釣りやすいです

タチウオは、青物と異なる捕食行動を行うため、やはりタチウオ用に設計されたジグの方が釣りやすくなります。

カラーやウエイト、バランスのバリエーションも用意して、タチウオジギングを攻略しましょう。

タチウオジギングの基本的な釣り方やタックルなどは以下の記事で解説してますので、ぜひ参考にしてください↓